2.5次元俳優・小澤廉、素顔はいじられキャラ!
2.5次元俳優としてミュージカルや舞台で活躍している小澤廉が1日、都内で行われた映画単独初主演作『新宿パンチ』の初日舞台あいさつに出席。小澤のユーモアたっぷりのいじられキャラぶりに会場は笑いの連続で、共に登壇した吉倉あおいが「撮影中もいじられキャラだったような気がします」と振り返ると、小澤は「どの現場でもそうです」と屈託のない笑顔で話していた。
本作は新宿・歌舞伎町を舞台に、女好きな田舎者がスカウトマンとして成り上がる姿を中心に、男たちのし烈な争いを描いた作品。この日、小澤と吉倉は毎熊克哉、財田ありさ、矢柴俊博、城定秀夫監督と共にイベントに出席した。
初日を迎え、劇中と同じパンチパーマ姿で登壇した小澤は「こうやって応援してくださっているみなさんのおかげで主演をさせていただくことができました」とファンやスタッフへ感謝の言葉を口にした。小澤はパンチパーマで女性経験のない22歳の主人公・道場方正を演じたが、役どころを聞いた時は「パンチが効いているな」と感じたそうで、「演じがいがある役どころだなと思いました」と振り返った。
そんな気合い十分な小澤だったが、客席からは「小さくてかわいい!」と黄色い声援も飛び、「(劇中で)こんな背高くなかったでしょ」と隣の吉倉を見上げる一幕も。吉倉が「今日はドレスなので高いヒールを履いて……」とフォローすると、小澤は「ヒールを履いて、僕を下げたと。今日は僕の晴れ舞台でっせ!」と自虐たっぷりに突っ込んで、観客の笑いを誘った。
また、劇中で小澤が吉倉の手を引いて逃げるシーンの話題になると、小澤は「僕は結構足が速いと自負していたけど、いざ始まると(吉倉は)足が長くて速いので、僕を追い越そうとするんですよ」と撮影時を述懐。
これに、吉倉は「正直な話をすると、ちょっと遅いなと。ヒールも履いていましたけど、これはわたしが本気を出しすぎたと思ってちょっと緩めました」とぶっちゃけ。小澤は「俺もあまり速いと吉倉さんを引きずっちゃうかなと思って気を使いましたね……」と強がりつつ、「気を使いましたね。足短いけれども」と付け加えるなど、気さくな三枚目トークで会場を沸かせた。
そんな小澤について、矢柴も「小澤さんの初の単独主演映画ということで、役づくりで(小澤より)背を低くしていました」と茶目っ気たっぷりにコメント。その後も共演者で小澤をいじり倒すなど爆笑の連続で、最後のフォトセッションではカメラマンからも「小澤さんに(身長の)高さを合わせて」などのリクエストが飛び、両脇にいた吉倉と毎熊がひざを低くしてユーモアたっぷりに応じるなど、和気あいあいとしたやりとりでイベントを盛り上げていた。(取材・文:中村好伸)
映画『新宿パンチ』は公開中