ガガじゃなくて、ビヨンセ主演だった『アリー/スター誕生』なぜ実現しなかった?
レディー・ガガが映画初主演を務め、『アメリカン・スナイパー』などのブラッドリー・クーパーが監督デビューを果たした映画『アリー/スター誕生』が21日より日本で公開された。
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スター歌手に才能を見いだされ、スターダムに上り詰めるヒロイン・アリーを演じたガガの演技をはじめ、作品は高く評価され、オスカーの呼び声も高まっている。しかし、もともとはガガでなくビヨンセが主演を務め、クリント・イーストウッド監督がメガホンを取る予定だった。
それが実現しなかった理由について、プロデューサーのビル・ガーバーは The Hollywood Reporter で「それが最適だったときもあったが、ビヨンセが子供を授かったんだ」と明かす。それからイーストウッドも別の作品をやることになったという。
さらにビヨンセ、イーストウッドと集まったときのことを振り返り、「わたしは座りながら『歴史的なことが起ころうとしている』と考えていた。でも、実現しなかった。映画ビジネスとはそういうものだ」とコメント。
その後、ブラッドリーが監督デビューを果たし、スター歌手のジャクソン役も務めることになったわけだが、ビルは「彼はこれまでもたくさんの編集や製作を経験してきているし、何事に対してもすごく決断力があるんだ」とその手腕を絶賛した。
ビヨンセ主演の『アリー/スター誕生』も観てみたかった気がするが、ガガの演じるアリーは今となっては彼女以外に考えられないほどのハマリ役だ。(編集部・中山雄一朗)