今夜「相棒」元日SP!及川光博&仲間由紀恵も登場!
大人気刑事ドラマシリーズ「相棒」(テレビ朝日系)の元日スペシャルが、今夜21時から放送される。2代目相棒・神戸尊役の及川光博が約2年ぶりに再登場することでも話題の「相棒 season17」元日スペシャル「ディーバ」の見どころを紹介する。
2006年から毎年恒例となっている「相棒」元日SP。平成最後となる2019年の元日SPは、大物代議士のひ孫誘拐事件で幕を開ける。誘拐犯は、会見中のシャンソン歌手に告発文を読ませるよう指示。その告発は、大手生命保険会社の社員の死に関するもので、自殺ではなく、殺害されたという内容だった。犯人の目的は告発なのか、誘拐事件はどう関係するのか。謎の多い事件は思いがけない闇へとつながり、関係者が命を落とす事態へと展開していく。
誘拐犯からひ孫を取り戻すためなら金に糸目をつけないと言う大物代議士・敦盛劉造(あつもり・りゅうぞう)を演じるのは、西岡徳馬。物語の鍵を握るシャンソン歌手・神崎瞳子(かんざき・とうこ)を大地真央が演じ、相棒シリーズに初参戦する。
瞳子は世界的に活躍する歌姫で、政治的発言や抗議活動を積極的に行うことから“闘うディーバ”と呼ばれている人物。大地は特命係・杉下右京役の水谷豊と、相棒・冠城亘役の反町隆史との共演について、撮影の合間で二人が交わす会話を聞いているだけでも楽しく「まさに、良き“相棒”という感じでした」と振り返っている。
そして、映画『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』(2017年2月11日公開)のほか、「season15」の第13話、14話(2017年2月1日、8日放送)以来、約2年ぶりに及川演じる元相棒・神戸が復活。神戸は右京から“ある依頼”を受けて特命係の窮地に登場し、現相棒・冠城とのアクションにも挑む。2年ぶりに神戸を演じ、水谷とは会うなりハグを交わし、反町とは笑顔で握手したという及川。見どころの一つにアクションシーンを挙げており、「胸がアツくなる展開です! アツくなりすぎて……本番のあと、足がつっちゃいました(笑)」と撮影の裏側も明かしている。
6月に双子の男児を出産し、産休明け初のドラマ出演となる仲間由紀恵も、「season16」の最終回以来、警視庁広報課長で“鉄の女”とも称される社美彌子として登場。誘拐から始まる一連の事件を注視していく。仲間は「『season16』の撮影に参加した後、産休に入らせていただきましたが、出産を経てまた『相棒』からの復帰、ということでとても嬉しかった」と語っており、水谷と反町から「最初にお会いしたときに『おめでとう』と声をかけていただきました」と祝福された。(編集部・小松芙未)
元日スペシャル「ディーバ」あらすじ
年末パトロールに出た杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)は、付近のマンションから110番通報があったという知らせを受け、現場に急行。マンションの一室で16歳の少女・敦盛慎(優希美青)が頭から血を流して倒れているのを発見する。家族が留守の隙を狙って何者かに襲われたのだろうか。右京たちは、まだ息のある彼女を救急搬送する。
ところが直後、慎の母・貴巳(河井青葉)が帰宅。生後8か月の男の子・樹がいないと騒ぎ出し、赤ん坊が誘拐されたことがわかる。
しかも、貴巳は大物代議士・敦盛劉造(西岡徳馬)の亡き息子・優(溝呂木賢)の妻であり、誘拐された赤ん坊は慎が15歳で生んだ子だと判明。慎は相手の男については固く口を閉ざしているらしいが、劉造は「樹のためなら金はいくらでも払う」と言い切る。そんな劉造から圧力を受けた副総監・衣笠藤治(杉本哲太)は「犯人から連絡があっても尾行は禁止。犯人の要求にすべて従い、無事解放させることを最優先とする」という命令を下す。
だが、そんな命令などおかまいなしの特命係は、誘拐犯から連絡を受けた劉造の動きを追う。誘拐犯はなぜかホテルで会見中のシャンソン歌手・神崎瞳子(大地真央)にある文章を読み上げさせろと指示していた。ホテルのボーイに扮して会見場に潜り込んだ右京と亘からその文章を渡された瞳子。戸惑いながらも彼女が読み上げたのは、8月に他界した大手生命保険会社の社員は自殺ではない、殺されたのだ……という告発文だった。
告発が狙いなら、犯人はなぜここまで手の込んだ計画を実行したのか!? ひとまず騒然となった会場から瞳子と劉造を連れ出した右京たちは、誘拐と告発の関連を世間から隠すため、樹が無事開放されるまで瞳子を敦盛家にかくまうことを決める。瞳子は協力する条件として、右京に最後までつきあえと言い渡すが……!?
「相棒 season17」元日スペシャル 第10話「ディーバ」は1月1日よる9時からテレビ朝日系で放送