スタローン×ラングレンが対談!ロッキー4を語る特別動画公開
映画『ロッキー』シリーズ最新作となる『クリード 炎の宿敵』(2019年1月11日公開)に出演するロッキー・バルボア役のシルヴェスター・スタローンと、イワン・ドラゴ役のドルフ・ラングレンが、かつて共演した、シリーズ4作目『ロッキー4/炎の友情』(1985)を振り返る対談動画が公開された。
『クリード 炎の宿敵』は、かつてロッキーと激闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子アドニスを主人公に据えたシリーズ新章『クリード チャンプを継ぐ男』の続編。『ロッキー4』でアポロの命を奪った旧ソ連のボクサー、ドラゴが、自分の全てを叩き込んだ息子ヴィクターを伴い、ロッキーとアドニスに挑戦状を叩きつける。
『ロッキー』シリーズとしては33年ぶりの共演となったスタローンとラングレン。『エクスペンダブルズ』シリーズでタッグを組むなど普段から親交も深いだけに、動画でもお互いにリラックスした様子で『炎の友情』を振り返っている。
ラングレンにとってドラゴは、9か月に及ぶオーディションを経て、5,000人の候補者からスタローンの目に留まり抜てきされた大切なキャラクター。本作への出演以降は、ハリウッドを代表するアクションスターの一人として活躍を続けている。
劇中ではロシア人のボクサーにしか見えないが、実際のラングレンはスウェーデン出身。スタローンによると、当時のアメリカと旧ソ連の関係からロシア人俳優の起用は難しかったという。そこでラングレンが「演技コーチを通して写真を送った。それを見たの?」と質問を投げかけると、スタローンは「見てこう言った。『皆彼を嫌うだろう。彼は完璧すぎる』とね。198cmで欠点なし、弱点なし」と述懐する。
対するロッキーは、欠点だらけなところが魅力だと振り返るスタローン。最先端の未来を生きるボクサーと、過去に生きるボクサーの対決が、本作の魅力を引き出したと語っている。『クリード 炎の宿敵』では、アロポとドラゴの息子という、互いに未来へと向かうボクサーが激突。世代を超えた、因縁の息子同士の対決にスタローンは「今作はそれと同等か、それ以上の出来だよ」と太鼓判を押している。
アドニス役はマーベル映画『ブラックパンサー』のキルモンガー役でも高評価を受けたマイケル・B・ジョーダンが続投。彼の恋人ビアンカ役に『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のテッサ・トンプソン、ドラゴの息子ヴィクターは、ルーマニアのボクサー、フロリアン・ムンテアヌが演じる。前作のライアン・クーグラーに代わって、新鋭スティーヴン・ケープル・Jr監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)