蒼井優「日本アカデミー賞」で人生初司会に!昨年の名スピーチもふり返る
第42回日本アカデミー賞
女優の蒼井優が15日、都内で行われた第42回日本アカデミー賞優秀賞発表記者会見に出席し、授賞式で人生で初めて司会を務めることへの思いや、昨年の名スピーチを振り返った。
この日は、前年度の最優秀主演女優賞を獲得した女優が授賞式の司会を担うという通例から、『彼女がその名を知らない鳥たち』で同賞を受賞した蒼井と、6年連続9度目の司会を務める西田敏行が登場した。
昨年、最優秀主演女優賞を受賞した際のスピーチで、涙ながらに喜びと映画のすばらしさを語るとともに、若い人に対して「ぜひ映画界に来ていただきたい」といったコメントも発して場内を沸かせた蒼井。あれから1年。蒼井は「すぐに調子に乗ってしまうタイプであると自覚しているので、大きな賞をいただいたことは心の奥にしまって、コツコツやることを心がけてきました」と述懐した。
司会という大役ついては「学生時代も学級会みたいなもので司会をしたことがないわたしが、人生で初めて司会をする場が『日本アカデミー賞』という大きな舞台ということで、とても緊張しています」と吐露。しかし、「わたしにとってもそうでしたけど、今年、どなたかにとって忘れられない1日になることは絶対だと思うので、みなさまの喜びを一緒に感じつつ、西田さんと共に楽しんで司会ができるように努めてまいります」と力を込めた。
また、「舞台上で(受賞者を)リードができる自信はまだないです。あのステージの上はすごく緊張するんですよ。なので、思っていることや頭の中にある言葉の10パーセントも出せないと思うので、なるべくみなさんの頭の中や胸の内にある言葉を聞かせていただけたらうれしい」と気遣う場面も。そして、「去年、滑舌が悪くて『映画界』と言ったのか、『映画館』と言ったのか議論があったと耳にするので、一つアドバイスできるとしたら、滑舌よくしゃべっていただければ伝わるんじゃないかと思います」とはにかみながらエールを送った。(取材:錦怜那)