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松坂桃李×山本美月「パーフェクトワールド」ドラマ化!

松坂桃李、山本美月
松坂桃李、山本美月 - (C)秦淳司

 有賀リエの人気コミック「パーフェクトワールド」が、松坂桃李山本美月の共演でドラマ化されることが明らかになった。松坂と山本は本作が初共演となる。ドラマはカンテレ・フジテレビ系にて4月より放送スタート(毎週火曜よる9時放送)。

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 昨年には岩田剛典杉咲花の共演で映画化もされた、累計部数170万部を突破している「パーフェクトワールド」。話題作への出演が続く松坂がドラマ版で演じるのは、大学時代の事故で脊髄を損傷し、車いすに乗っている主人公の建築士・鮎川樹。ヒロイン役の山本は、彼と偶然再会した高校の同級生・川奈つぐみを演じる。さまざまな問題を抱えながらも、2人が心を通わせ合うことで変化が訪れていくというラブストーリーが展開する。

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 連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは初めてという松坂は「自分の中では新鮮で、『ラブストーリーやるのか~、そわそわするな』と嬉しい面もあれば、表情が崩れるような、正直こそばゆい面もあります。さらにハンディキャップを背負いながらのラブストーリーなので、リアルさとハンディキャップを抱えた生活ならではの葛藤や共感も丁寧に描ければいいなと思っています」と意気込み。

 一方の山本も「恋愛ドラマに参加をすることがあっても、恋愛の部分に大きく関わる経験が少なかったので、とても楽しみです。また、私はこの漫画を読んで、障がいを抱えている方の気持ちを全然理解できていなかったことに気付かされました」とコメントしている。

パーフェクトワールド
原作コミックの書影 - (C) 有賀リエ/講談社

 脚本は、ドラマ「隣の家族は青く見える」などの中谷まゆみ。演出を「FINAL CUT」などの三宅喜重と、松坂が主演を務めた「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の白木啓一郎が担当する。クランクインは今年3月以降を予定しているとのこと。(編集部・大内啓輔)

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ドラマ「パーフェクトワールド」はカンテレ・フジテレビ系にて4月スタート 毎週火曜よる9時放送

松坂桃李 コメント 

──火9ドラマ出演は「サイレーン」(2015年10月期)以来、約3年ぶりですが、オファーを受けての心境を教えてください。
「サイレーン」は僕のGP帯初主演ドラマだったので、思い出が多く、みんなで苦難を乗り越えた作品で、今でも鮮明に覚えています。また今まで夫婦のお話はあったのですが、実は、連続ドラマで純粋なラブストーリーに挑戦するのは初めてなので自分の中では新鮮で、「ラブストーリーやるのか~、そわそわするな」と嬉しい面もあれば、表情が崩れるような、正直こそばゆい面もあります。さらにハンディキャップを背負いながらのラブストーリーなので、リアルさとハンディキャップを抱えた生活ならではの葛藤や共感も丁寧に描ければいいなと思っています。

──初共演する山本美月さんの印象を教えてください。
 アニメやゲームが好き……、同じニオイがします(笑)。勘違いしないでいただきたいのですが、僕はオタクというのは、何かひとつ、極めた者がもらえる称号だと思っていて、山本美月さんはそれを持っている方だと思います。山本さんには及ばないですが、そこをきっかけに、お好きなものを見聞きし、歩み寄っていきたいです。
 女優さんとしては、思い切りがすごくいい印象というか。監督の意図に沿って全力でやるというイメージがあります。役に対しての思い切り、忖度(そんたく)でやるということではなく、純粋にそこに対しての気持ちよさを感じます。あと年上男性からすごくモテそう(笑)。ハッとさせられるような視聴者の方目線に近いのが、つぐみの目線であって、そこを皮切りに恋愛が始まり、共に困難を乗り越えていくと思うと今から楽しみです。

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──樹とつぐみ、尊い反面、いろいろな意味での障害や困難が多い恋愛だと思うのですが、それに対して松坂さんはどのように感じますか?
 困難を受け止められる男はかっこいいですし、憧れがあります。ただ僕はなるべく平和にことを進めたいタイプなので、困難を乗り越えて進んでいくという部分については妄想をしています(笑)。
 恋愛は人生を、より色濃くさせる経験のひとつで、職業ドラマや刑事ドラマでもラブストーリーによって、気持ちが動かされているものが多い。樹がつぐみと出会い、惹かれていくと同時に諦めていたバスケをもう一度しようと思い始め、心にフタをしていた自分が変わっていく。主人公の人生観や価値観が恋愛によって変わっていく様は表現していきたいなと思っています。

──ラブストーリーは番組の見どころのひとつですが、それ以外に感じる魅力はどんな所でしょうか?
 車椅子生活というのは、自分の役どころの大きなポイントだと思うので、撮影現場にどう入っていくかは重要だと思います。撮影がはじまらないと分からないことが多く、勝手も違いますし、慎重にやっていかなければならないと思っています。

──役づくりをされていると伺いましたが、具体的にはどのようなことをされたのですか?
 原作のモチーフにもなっている車椅子に乗った建築士・阿部さんとお会いして、どのように生活されているのか、仕事をされているのかをご自宅と仕事場にお邪魔し、拝見させて頂きました。どの所作が難しいことなのかもわからないくらい自然にされていたので、後からそうだよな、とハッとさせられました。自然に見せるためには相当練習が必要ですし、とにかく頑張るしかないという気持ちが今は大きいです。

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──建築へのご興味は?
 建築は全く僕が通らなかった道ですが、住む方に嬉しいサプライズを考える、とても素敵なお仕事だと思います。バリアフリーを前提に、物理的な住みやすさだけではなく、心の住みやすさを追求したデザイン、気持ちいい空間をつくるということの大切さを伝えていく作品になればいいなと思っています。

──最後に意気込みをお願いいたします。
 連ドラとしては初めてのラブストーリー、全力で頑張ります! 積み重ねていける、連続ドラマならではの利点を生かし、山本美月さんと力を合わせ、作品に向き合っていきたいと思っています。

山本美月 コメント

──コミックスが大好きな印象がある山本美月さんですが、原作の感想や見どころをお聞かせください。
 人を愛する心をまっすぐに表現している作品だと思いました。樹の障害を通して、私自身知らなかったことがたくさんあり、とても考えさせられました。私は少女漫画を普段あまり読まないのですが、久しぶりに読むと恋愛のもどかしさがなんだか新鮮に感じ、恋が愛へと変化する気持ちを見させていただいたような気がします。

──初共演する松坂桃李さんの印象を教えてください。
 今回初めてお会いするので、テレビで拝見した印象で恐縮ですが、とても完璧な人! というイメージがあります。役者として先輩の松坂さんとご一緒させていただけるのは、とても嬉しいですし、頼もしいです。このような恋愛ドラマに出ることがあまりないので、松坂さんはじめ、キャストみんなで楽しい現場が作れたら嬉しいです。

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──樹とつぐみ、尊い反面、いろいろな意味で障害の多い恋愛になるとは思いますが、それに対して山本さんはどのように感じますか?
 たとえどんな障がいがあっても、その人を好きだという気持ちはきっと抑えることは出来ないと思います。色々な形の障がいがあるとは思いますが、それを2人でどう乗り越えるかを一緒に考えながら、時にぶつかり合いながら、共に進めていけたら素敵だと思います。

──ラブストーリーは番組の見どころのひとつですが、それ以外に感じる魅力はどんな所でしょうか?
 恋愛ドラマに参加をすることがあっても、恋愛の部分に大きく関わる経験が少なかったので、とても楽しみです。また、私はこの漫画を読んで、障がいを抱えている方の気持ちを全然理解できていなかったことに気付かされました。身体障がい者用の車の存在だったり、スポーツ、視線の低さ、ほんの少しの段差が車いすの方にとって、大きなハードルになってしまうことだったり。きっとまだまだ知らないことはあるとは思いますが、このドラマを見ることで、身体に障がいを抱えている方々の気持ちを理解してもらえたらと思います。そして、どんな人でも同じように暮らせる世界になったらと思う方が少しでも増えたらと思います。

──撮影に向けて、どんな役作りをしたいですか?
 原作がしっかりとあるものなので、イメージをなるべく近づけられたら、と思います。実際に現場で監督や演者同士でお会いすると、色々と変わることは多いとは思いますが、自分の中のつぐみの樹への恋心を今から少しずつ育てて、ドラマと一緒にたくさん悩みながら成長させていけたらと思います。

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