三宅健、嵐の会見衣装に注目 「メッセージ性」感じさせる
V6の三宅健が4日、都内で行われた六本木歌舞伎第三弾「羅生門」製作発表会見に出席。先日行われたジャニーズ事務所の後輩グループ「嵐」の活動休止会見で、衣装に注目していたことを明かした。会見には市川海老蔵、三池崇史(演出)、安孫子正(松竹株式会社副社長/演劇本部長)も登壇した。
嵐が2020年をもって、嵐としての活動を休止することについて意見を求められた三宅は、「会見を拝見しました。非常に残念なことをお伝えしなければいけない会見でしたが、嵐が嵐らしくファンの皆さまへ誠心誠意、思っていることを伝えたい一心だったことが伝わってきました」とコメント。
また、「衣装もすごくいいなぁと思って見ていた」という。「それぞれお互いの色を使い合ったスタイリングで、嵐それぞれが、それぞれを思いやっているようなメッセージ性が込められている気がしました。ファンへの彼らの思いが言葉だけじゃなく衣装にも込められている気がして、すごく素敵だと思いました」と独自の見解を示した。
海老蔵と中村獅童の歌舞伎への熱い想いから始まった六本木歌舞伎。第三弾では、文豪・芥川龍之介の代表作で、生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描いた文学作品「羅生門」が歌舞伎世界に蘇る。市川は老婆役、三宅は下人役をメインに、それぞれ複数の役を務める。
歌舞伎初出演となる三宅は、「御年39歳になるわけですが、人生で歌舞伎に出演することになるとは考えもしなかった」と胸中を告白。会見中、海老蔵と横並びでいることにも「現実を受け入れがたいです」と苦笑いした。しかし、「小さい頃からお稽古をはじめられて修練なさってきた歌舞伎役者の海老蔵さんと、ずぶの素人が同じ舞台に立たせていただくことは生涯のうちで一度あるかないかのことだと思っているので、これが最初で最後のつもりで、捨て身で無我夢中の境地で稽古に挑みたいと思います」と意気込み十分。そして、「これをきっかけにジャニーズファンにも本物の歌舞伎に触れてもらえることは素敵なこと。ぜひ見ていただきたい」とアピールした。(取材:錦怜那)
六本木歌舞伎第三弾「羅生門」は2月22日~3月10日まで東京・EXシアター六本木にて、3月13日~17日まで大阪・オリックス劇場にて、3月21日~24日まで札幌・わくわくホリデーホールにて上演