『メリー・ポピンズ』バート役俳優、半世紀を経て続編に出演!若々しさに驚きの声
映画『メリー・ポピンズ』でメリー・ポピンズの親友バートを演じたディック・ヴァン・ダイクが、半世紀以上ぶりとなる続編『メリー・ポピンズ リターンズ』にも出演しているのだが、その若々しさが人々に衝撃を与えている。
『メリー・ポピンズ』(1964)では大道芸人のバート役として歌い踊っただけでなく、老けメイクで銀行の頭取ミスター・ドース・シニア役も務めたディック。それから54年後に制作された続編では、その息子ミスター・ドース・ジュニア役で出演し、現在93歳だが、机に飛び乗ってタップダンスまで披露する。
彼の若々しさには、観客だけでなく、本作でメリー・ポピンズ役を務めたエミリー・ブラントも衝撃を受けたそう。来日時にインタビューに応じたエミリーは「ディック・ヴァン・ダイクは本当に衝撃的だった。一緒の空間で息ができただけでラッキー(笑)。彼は“童心”という、この映画が表しているものそのものだった。彼はまるで子供のようで、ハツラツとしていて、生命力に満ちているの。92歳(撮影当時)で机の上に乗ってタップダンスするのよ。本当に感服した」と興奮気味に振り返った。
しかもそのままの姿ではミスター・ドース・ジュニア役に若すぎたようで、ディックは「ヒゲやウィッグといったものを着けられたんだよ。わたしは『君たち、90歳の老人を90歳に見えるようにメイクしているって気付いているかい?』と言ってしまったよ」とオフィシャルインタビューで明かしている。
ちなみに、ディックは2012年86歳の時に当時40歳のメイクアップ・アーティストと再婚し、現在も毎朝6時に起きてジムへ行くという。同年代の人々へは「動き続けろ!」とメッセージを送っている。(編集部・市川遥)
映画『メリー・ポピンズ リターンズ』は公開中