エズラ・ミラー、紀里谷和明監督とタッグ 天童荒太「悼む人」ハリウッド映画化
映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズなどのエズラ・ミラーが、作家・天童荒太のベストセラー小説「悼む人」をハリウッドが実写化する『ザ・モーナー(原題) / The Mourner』で主演を務めると、Deadlineなどが報じた。『CASSHERN』『ラスト・ナイツ』の紀里谷和明監督がメガホンを取る。
「悼む人」は、死者を悼むために全国を放浪し続ける主人公と、彼を取り巻く人々が織りなすドラマを描いた作品。同小説は、2008年に第140回直木賞を受賞しており、2015年には堤幸彦監督がメガホンを取り、高良健吾と石田ゆり子の共演で映画化もされた。
ハリウッド版は、人身売買事件の犯人を追跡する女性刑事が、ある神秘的な男性(エズラ)に出会ったことで、人生における精神的な意味に気づいていくさまを描くという。現時点で発表されているキャストは、エズラのみ。脚本は、ドラマ「狼の食卓」のロビン・シュシャンが担当し、『ザ・ウォード/監禁病棟』などのマイク・マーカスが、紀里谷監督と共に製作として名を連ねる。本作は、2019年夏にも撮影開始予定だという。
紀里谷監督は3日、Twitterで同サイトの記事を引用する形で「Announcement(発表)」とつづっている。『ラスト・ナイツ』でクライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマンらを迎えてハリウッドデビューを果たした紀里谷監督が、エズラとどのような化学反応を生み出すのか注目だ。(編集部・倉本拓弥)