福山潤『コードギアス 復活のルルーシュ』初日に感慨深げ!
アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」「コードギアス 反逆のルルーシュR2」を再構成した劇場版三部作のその後を描く人気シリーズの最新作『コードギアス 復活のルルーシュ』の初日舞台あいさつが9日、都内で行われ、ルルーシュ役の福山潤、スザク役の櫻井孝宏、シャリオ役の村瀬歩、本作のメガホンをとった谷口悟朗監督、主題歌を担当した家入レオが登壇した。
本作はかつて世界を握り世界を壊した男ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア亡き後の世界を舞台に、謎のナイトメアフレームによってスザクとナナリーが連れ去られ、ようやく訪れた平和に暗雲が立ち込めるという物語。来場者へのサプライズとして、キャラクターデザインの木村貴宏が描き下ろしたルルーシュイラストの撮影会などが行われたほか、キャスト、監督が壇上で、キャラボトルを手に劇中のセリフ「オールハイルブリタニア!」を言って乾杯する演出も行われた。
福山は「この作品に携わって12年。これほど幸せな時間はなかった」と感慨深げ。「現場ではテレビシリーズとまた違った雰囲気でやれました。テレビシリーズの時は怖かったんです。やるかやられるか。それが今回は笑いの絶えない現場で……」と収録を振り返った。「自分の中でテレビシリーズの頃から去年の三部作も含め、今自分にできる最大のものを出し切るのがこの作品に取り組むテーマでした」といい、「(『コードギアス』の)『復活』に携われたことは自分の声優キャリアの中でも特別。何と表現していいかわからない思い」とコメントした。
一方、スザク役の櫻井は「今回、ファンの皆さんも巻き込む形でコードギアスの世界に浸れたことが嬉しい」と述べ、完成された新作を「全然パワーが目減りしていない」と大絶賛。「(劇中)ルルーシュをタコ殴りにできたことも爽快でした」と嬉しそうに作品を振り返り、「みなさんと共に歩いた年月分の思いを届けられたのでは。すがすがしい気持ちでここに立っております」と笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)