有村架純、神木隆之介のプレゼントの衝撃的な行方
公開中の映画『フォルトゥナの瞳』で恋人同士を演じている神木隆之介と有村架純はこれが4度目の共演とあって、互いの息もぴったり。ところが、共演数が多いために取材中、思わぬ因縁が発覚する事態に陥ってしまった。
『フォルトゥナの瞳』で神木が演じたのは、死を目前にした人が透けて見えるという特殊な能力を持っている青年・慎一郎。本人に告げるわけにもいかず、告げれば死神と恐れられる。「どうしてこんな能力が」と自身を呪うこともある。
そんなキャラクターにふんした神木に「自分自身でこんな能力、いらないというものは?」と聞いてみると、「あります」と即答。それは「誰よりも早く虫を察知できる」というもの。聞けば、虫が苦手な神木は危険回避のためなのか、誰も気づかないうちに虫、特に蜘蛛の存在が目に入ってしまうのだとか。「スタッフさんより早く見つけるので、『いるいる』って言っても誰にもわかってもらえない。こんな能力、いらないですよ」と明るく自虐的に答えた。
一方、有村は「私は能力ではないんですが、自分の飽き性なところをなくしたいです。なんにでも興味があるけど、目移りし過ぎて結局、長続きしない(笑)」と打ち明けた。すると、聞いていた神木がはっとしたように「『SPEC』の打ち上げで僕が出したカメラ、当たったでしょ? あれ、絶対、使ってないでしょ?」と反応。これには有村も「だから、そういうところをなくしたい」と苦笑いするしかなかった。
まるで姉と弟のように仲のいい二人。実は同い年なのだが、今回の撮影現場では神木は「母のように感じていた」そう。「僕を見る目が、はしゃいでいる子供を見るような目なんです。僕は好きなものが多いので、話をしていると、止まらなくなってしまう。そういう時、『そうだね』って相づちを打つ目がもう母のようです」
これにはさすがの有村も「姉ならわかるけど、母ってことはないでしょう」とやんわり反論していた。
神木にとって「安心できる存在」だという有村。プレゼントしたカメラを介して、「今度、撮影の仕方を教えますよ」とでもいえば、間柄に変化があったかもしれないが、「あのカメラはね……」という話で止まらなくなった姿を見る限り、「母と息子」的関係は今後も続きそうである。
本編では、そんな普段の神木と有村からは想像もできない、貴重な恋人役を披露している。(高山亜紀)