『バンブルビー』が描くのは人との絆 『KUBO』監督の確固たるビジョン
映画『トランスフォーマー』シリーズ初のスピンオフ『バンブルビー』(3月22日公開)から、監督のトラヴィス・ナイトやキャスト・スタッフが本作について語る特別映像が公開された。
正義のトランスフォーマー・オートボットの中心メンバーとして、地球人の青年サムや、発明家ケイドらと共に戦ってきたバンブルビー。『バンブルビー』では、1980年代の地球を舞台に、地球にやってきたばかりのバンブルビーと、18歳の少女チャーリーの冒険が描かれる。
バンブルビーの特徴といえば、ラジオを使ったユニークなおしゃべり。映像では、チャーリーがバンブルビーにラジオを取り付けてあげる場面も映し出されており、メガホンを取ったトラヴィス・ナイト監督は「(バンブルビーは)トランスフォーマー(シリーズ)の中でも人間との絆が深い。その理由を描くことができた。見どころはビーが話し方を見つける過程だ」と自負。バンブルビーおなじみの声が、心温まる物語に一役買っていることを予感させる。
古代日本が舞台のストップモーションアニメ『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2017)を手掛けたナイト監督は、幼少期から日本を幾度となく訪れており、トランスフォーマーの玩具にも熱中した世代。マイケル・ベイ監督が確立した、ド派手なバトルシーンなどの魅力を引き継ぎながらも、1980年代の映画を意識させる、愛、共感、絆の大切さを最大限に描くことを目指したという。
「中心的な要素としていたのは、他者との関係性ということ。この作品にもアクションシーンが入ること自体は当初から間違いなかったが、チャーリーとバンブルビーの関係性という大切な要素と関わっていることが重要だった。本作の製作は、僕の人生の中で最も貴重な経験の1つとなったよ」
本作でバンブルビーと絆を育むチャーリーを演じたのは、アーティストとしても人気を博するヘイリー・スタインフェルド。そのほか、ジョン・シナ、ホルヘ・レンデボルグ・Jrがキャストらが人間側のキャストに名を連ねる。(編集部・入倉功一)
映画『バンブルビー』は3月22日より全国公開