深川麻衣「まんぷく」モテモテの吉乃を分析
NHK連続テレビ小説「まんぷく」で、ヒロイン・福子(安藤サクラ)の姪・タカ(岸井ゆきの)の妹、香田吉乃を演じる深川麻衣。2人の男性の板挟みにあう局面を迎えた吉乃の恋愛事情について思いを明かした。
本作で、何事にも積極的な姉・タカとは対照的に、マイペースで落ち着いた性格の吉乃を演じる深川。祖母・鈴(松坂慶子)から「結婚はまだか」とプレッシャーをかけられながらも、全く焦る様子はない。深川いわく、吉乃は「おっとりのんびりした女の子というのが軸ですが、たまに突拍子もないことを言うんです。お姉ちゃんが子供を産んだときも『子どもが子どもを産むみたい』なんて発言も(笑)。言うところは言う、そのギャップが魅力的」な女の子。
吉乃と自身の共通点として挙げるのは「好奇心旺盛なところ」。吉乃は福子の夫・萬平(長谷川博己)のラーメン作りにも興味津々で、それに気をとられてデートをすっぽかすことも。「私もモノを作るのが好きだし、モノづくりをみることも好きです。手を動かして何かを作ることが好きで、集中しすぎたときは話しかけられているのに気づかないことも。のめりこんでいると、友達の声が聞こえなくなってしまうようで、後から『無視された』とか『全然聞いてなかったよ』と言われることが、たまにあります(笑)」と吉乃に共感を寄せる。
そして、気になるのがタカの夫・茂(瀬戸康史)の友人である岡(中尾明慶)と森本(毎熊克哉)との恋のトライアングル。福子が働くパーラー白薔薇で岡と森本が吉乃に一目ぼれして以来、互いにけん制し合っている状況だ。しかしのんびりした吉乃の反応に、「『お父さんみたいな人が好き』と言ったり、同僚の女の子たちとの恋バナでは『無骨な人が好き』と言ったり、岡さんと森本さんのことかな? と解釈できる含みを持たせた言い方で、今のところ思わせぶりですよね」と深川。今後の展開については深川も知らされていないそうで、以下のようにコメントしている。
「(吉乃に)待ち合わせをすっぽかされてしまった岡さんと森本さんがあまりにもかわいそうで『思い出してあげてっ! 忘れてるよっ!』って、思いながら台本を読みました(笑)。岡さんも森本さんも、一見コワモテですが敬遠はしていません。吉乃は見た目で人を判断せず、中身をみている女性だと思います。恋愛についてもどんな選択をしていくのか、ぜひ見守ってほしいです」
ちなみに、岡役の中尾と森本役の毎熊については「男らしいワイルドな役を演じられていますけれど、実際はとてもやさしくて紳士的」とのこと。初めての大阪言葉では、吉乃の母・克子を演じる関西出身の松下奈緒にアドバイスをもらうことも。そのほか、関西の家族ならではのスピード感やテンポなど多くの課題に奮闘中だ。(編集部・石井百合子)