『翔んで埼玉』など注目作9選!
今週公開の映画
アカデミー賞受賞作『ムーンライト』などのバリー・ジェンキンス監督最新作や、埼玉県人が東京都民から虐げられている“架空の日本”を舞台にしたコミック実写化作品など、今週公開の注目映画を紹介する。(編集部・大内啓輔)
『ムーンライト』バリー・ジェンキンス監督最新作!
『ビール・ストリートの恋人たち』2月22日公開
第89回アカデミー賞作品賞などを受賞した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督作。ジェイムズ・ボールドウィンの小説を原作に、1970年代ニューヨークのハーレムで生活しているカップルの感動の物語が描かれる。オーディションで選ばれたキキ・レインと注目俳優のステファン・ジェームズが愛する2人を演じ、レジーナ・キング、ディエゴ・ルナらが共演する。
動物写真家・岩合光昭が初監督!猫と人の愛しい物語
『ねことじいちゃん』2月22日公開
ねこまきの人気コミックを原作に、猫と暮らす70歳の大吉が、親しい友人の死や自身の体の不調などに直面するさまをユーモラスに描き出す。動物写真家・岩合光昭が映画初監督を務めた。家では猫の言いなりな元教師を映画初主演となる落語家・立川志の輔、ヒロインを柴咲コウが演じる。共演には、小林薫、田中裕子、柄本佑、銀粉蝶、山中崇、葉山奨之ら。
事件解決の糸口は電話の声のみ…新感覚のサスペンス体験
『THE GUILTY/ギルティ』2月22日公開
主人公が電話の声と音だけで誘拐事件の解決を図ろうと試みる異色のサスペンス。長編初監督作となるグスタフ・モーラーが緊急ダイヤルの通話のみを頼りに“見えない”事件と向き合うオペレーターの奮闘を描く。ヤコブ・セーダーグレンが警察官としての一線を退いた主人公を演じ、イェシカ・ディナウエ、ヨハン・オルセン、オマール・シャガウィーらが共演する。
又吉直樹「火花」の前に書かれた舞台を映像化!佐野勇斗と本郷奏多がW主演
『凜-りん-』2月22日公開
芥川賞作家でお笑いコンビ・ピースの又吉直樹が舞台のために書き下ろした作品を実写化。村から子どもが消えるという神隠しの伝説が伝わる村で、高校生たちが不思議な現象に遭遇する。主演を佐野勇斗と本郷奏多が務め、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、平祐奈、石田ひかりが共演。監督はドラマ「小さな巨人」などの池田克彦。又吉が脚本監修も担当する。
日本発SF「銃夢」がスペクタクル・アドベンチャー大作に!
『アリータ:バトル・エンジェル』2月22日公開
木城ゆきとのコミック「銃夢」をジェームズ・キャメロンが製作・脚本を手掛けて実写化したSFアクション。数百年後の未来を舞台に、圧倒的な戦闘能力を持つサイボーグ少女が失われた記憶を探る姿を描く。監督は『シン・シティ』シリーズなどのロバート・ロドリゲス。アリータ役をローサ・サラザールが務めるほか、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリらが共演に名を連ねる。
GACKT×二階堂ふみ!空前絶後のディスり合戦が幕開け
『翔んで埼玉』2月22日公開
人気コミック「パタリロ!」などの魔夜峰央による同名コミックを実写化。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子と埼玉出身の転校生の県境を超えたラブストーリーが展開する。ミュージシャンのGACKTと二階堂ふみが主演を務め、伊勢谷友介、麻生久美子、島崎遥香、成田凌、間宮祥太朗、益若つばさ、中尾彬、京本政樹という豪華な面々が集結。監督は『テルマエ・ロマエ』シリーズなどの武内英樹。
日本初“疎開保育園”の実話を映画化!知られざるヒロインたちの物語
『あの日のオルガン』2月22日公開
太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話を描く。親元から遠く離れた荒れ寺で園児たちと“疎開保育園”での生活をスタートさせ、困難を乗り越えながら奮闘するヒロインたちの姿を描く。戸田恵梨香と大原櫻子が主演で、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子ら若手女優陣が脇を固める。監督は山田洋次と共同で脚本を担当してきた平松恵美子。
行きはマラソン、帰りは戦…豪華キャストによる幕末エンターテインメント
『サムライマラソン』2月22日公開
小説「幕末まらそん侍」を映画化。日本のマラソン大会の発祥といわれる「安政遠足(あんせいとあし)」をアカデミー賞スタッフが描く幕末エンターテイメント。佐藤健、小松菜奈、森山未來、染谷将太、豊川悦司、長谷川博己ら演技派が顔を揃え、迫る外国の脅威に備え藩主・勝明が十五里(約58キロメートル)の山道を走る遠足をめぐって物語が展開する。『不滅の恋/ベートーヴェン』などのイギリス人監督バーナード・ローズがメガホンを取った。
母が遺した“愛のかたち”に涙する、感動の実話
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』2月22日公開
宮川サトシが実体験をつづったエッセイ漫画を安田顕主演で映画化。ガンを告知された母と息子が過ごした日々と、その後の物語を描き出す。母役を倍賞美津子が務めるほか、松下奈緒、村上淳、石橋蓮司らが共演。監督を務めるのは『日日是好日』などの大森立嗣。