中田秀夫監督『貞子』塚本高史、清水尋也ら新キャスト発表
『リング』の中田秀夫監督が池田エライザを主演に迎えた新作ホラー『貞子』(5月24日公開)の新キャストが発表。塚本高史、清水尋也、姫嶋ひめか、桐山漣、ともさかりえの出演が決定した。
見た者は1週間後に死ぬという「呪いのビデオ」の恐怖を描いた鈴木光司のホラー小説を実写映画化した『リング』(1998)が興行収入20億円突破のヒットを記録。Jホラーブームを巻き起こした中田監督が、14年ぶりに『リング』シリーズのメガホンをとる本作。2013年に刊行された同原作者の「タイド」に基づき、心理カウンセラーとして働く茉優(池田)が、記憶をなくした少女と出会ったことから奇妙な出来事に遭遇していくさまを描く。
主人公の池田に続き、5名のキャストが発表。茉優と共に事件の解決に奔走するWEBマーケティング会社勤務の石田祐介役に、現在、連続ドラマ「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」(テレビ東京)が放送中の塚本高史。茉優の弟で、貞子の呪いを呼び起こすきっかけとなるYouTuberの秋川和真役に映画『ミスミソウ』(2017)、ドラマ「インベスターZ」(2018・テレビ東京)などの清水尋也。茉優の同僚の精神科医・藤井稔役に、NHKドラマ「デイジー・ラック」(2018)や映画『曇天に笑う』(2018)などの桐山漣。
そして、記憶をなくし茉優の病院で保護される謎の少女役は、オーディションで監督をはじめ制作陣の満場一致で抜擢された新人子役・姫嶋ひめか。少女の母親・祖父江初子に、大根仁監督の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018)も記憶に新しいともさかりえがふんする。
いまや世界中で知られる、長い黒髪に白いワンピースをまとい井戸やテレビから這い出るホラー・アイコン、貞子。公開されたティザービジュアルは古びた井戸から黒髪が垂れているもので、身の毛もよだつ画となっている。上部には文字の一部が消えかかった「撮るな」のキャッチを配置。そのワードの意味することとは何なのか、好奇心をかきたてる。
なお、2月18日より新宿駅地下、及び、阪急梅田駅地下通路で大型街頭広告を掲出。「撮ったら呪われる」という本作の設定にちなみ、スマートフォンのカメラでフラッシュ撮影すると何かが起こる“仕掛け”が施されているという。(編集部・石井百合子)