SixTONES、『映画 少年たち』でSnow Manと絆深める
ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を手がける舞台「少年たち」が初演から半世紀を経て初の映画化。『映画 少年たち』(3月29日公開)の舞台裏をジャニーズJr.のユニット・SixTONESが語った。
『映画 少年たち』予告編 東西ジャニーズJr.が迫力のダンス【動画】
本作は、それぞれの事情を抱えて少年刑務所に収監された少年たちの物語。SixTONES、Snow Man、なにわ男子、関西ジャニーズJr.のメンバーたちが出演を果たし、少年たちの成長と再生が歌とダンスに昇華されて描かれる。劇中、SixTONESのジェシー、京本大我、高地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹は、刑務所内で同じ赤房のメンバーとして友情を深めていく。
2015年から Snow Man と共に4年連続「少年たち」の舞台に立ったSixTONESは、昨年末に引退した滝沢秀明がプロデュースしたことでも話題となった彼らの持ち歌「JAPONICA STYLE」のPVを11月にYouTube「ジャニーズJr.チャンネル」で公開。2月末時点で再生回数は520万回を超えるなど、いま最も注目を浴びているグループだ。
物語は京本演じるジュンが少年刑務所に収監されるところから始まる。京本はジュンのことを「孤独で、親友といえる一人と深い絆で結ばれていたがひょんなことから裏切られたと思って心を閉ざす」と紹介。少年刑務所に行く契機となった事件で弱々しく見えるジュンが感情を爆発させるシーンがあり、「いい意味で裏切られた」とキャラクターのギャップを楽しみながら演じられたと明かす。
また、松村は作品の魅力について「『少年たち』という半世紀前ぐらいからある作品が、いまの時代に合うようにブラッシュアップされている」ことを挙げる。「舞台を知ってくださっている方にも、新しい楽しみがあるのかなと思います。(舞台と映画で)同じところは『これこれ』っていう高鳴りみたいなのを感じていただけるんじゃないかな」と語った。
また、撮影期間中は少年刑務所に服役している役のために全員が黒髪で短髪になったが、映画化が発表されていなかったこともありファンから「SixTONESと Snow Man どうした?」といった声が上がったことは本人たちの耳にも届いていたという。「Snow Man とSixTONESのグループチャットがあって、みんなから髪を切った写真が送られてくるんですけど、黒髪で短髪の人口がどんどん増えていくんですよ。あの感じも面白かったですね」という田中の言葉に全員がうなずく。それぞれが短髪にした後に行われた本読みでは、「みんな頑張って帽子をかぶって隠してました。お互い帽子を取ってお前どんな感じ? みたいな」と田中がジェスチャーを交えながら当時を再現した。
高知は、共演シーンが多かった Snow Man との絆が深まったことに触れ「Snow Man とちゃんとお仕事をするようになったのは2015年の舞台『少年たち』が初めてで、今回の撮影で親交がさらに深まったというのが一番ですかね。撮影で2週間ぐらいずっと一緒にいて、ご飯を一緒に食べに行ったりしました。いいお兄ちゃんたちと仲良くなったなっていう感じがあります。思い入れのある作品で一緒にスクリーンで共演できてうれしい」と感慨深い表情を浮かべていた。
赤房のリーダー的存在のジョーを演じたジェシーは、Snow Man の岩本照ふんする青房のリーダー、コウタとケンカするシーンが多かったそう。ある場面では「実際にいわもっちゃんのこぶしが鼻にあたりました」というハプニングも。それでも「次またケンカのシーンがあったら僕が殴ろうかな」と茶目っ気たっぷりに答えていた。
撮影の思い出をメンバーが語るなか森本は「僕が一番オフが多かった」と明かす。「極寒のなかみんな撮影しているのに、お疲れさまでしたー! と帰ったときがあって。一番申し訳なかったですね」と言うと、すかさず松村が「エキストラさんと慎太郎だけ帰ったよね(笑)」と突っ込む。そこに田中が「俺はそのシーンいなかったわ!(笑)」とかぶせて笑いを誘うなど6人は終始息の合った掛け合いを見せていた。
ちなみに先に宿泊先のホテルに戻った森本は、「あったかいお風呂に入って、『今日一日疲れたな~』ってみんなが帰ってくるのを待ってました!」とのことで、いたずらっ子のような笑顔を浮かべていた。(編集部・梅山富美子)