三浦春馬、バーテンダー実演にファンうっとり
俳優の三浦春馬が3日、都内で行われたWOWOW「連続ドラマW 東野圭吾『ダイイング・アイ』」の完成披露試写会&舞台あいさつに出席し、劇中に登場するカクテル「マッドスライド」を作るパフォーマンスを生披露して会場のファンを沸かせた。この日は、共演の高橋メアリージュン、松本まりか、監督の国本雅広も登壇した。
東野圭吾の同名小説を実写ドラマ化した本作は、交通事故が生む“無責任の拡大”をめぐり、人の心の弱さやもろさについて問いかけるハードサスペンス。バーテンダー・雨村慎介(三浦)はある夜、男に襲われ記憶の一部を失う。やがて慎介は自身が1年半前に交通事故を起こし、ある女性を死なせてしまっていたこと、自分を襲ったあとに自殺した男は彼女の夫だったことを知る。
三浦は、「(バーテンダー役として)ウソが見えては成立しないストーリーなので、毎日のように友人のバーに行って何度も練習させてもらって。撮影日が来るのが、やはり怖かったです」と不安があったことを吐露。撮影については「常に追い詰められていて、この先の俳優人生で、もうないくらいの『軽装』でクサリにつながれたり、そんな状況で鬼気迫る演技をしなきゃいけないのは、スペシャルな体験でしたね」と笑顔で振り返る。
また、雨村を誘惑し翻弄(ほんろう)する瑠璃子と、彼が起こした交通事故で命を落とした岸中美菜絵の二役を務めた高橋も、「自分で言うのもなんですが、とっても綺麗に撮っていただきました。それがすごく嬉しくて(笑)」とコメント。さらに「目にすごくこだわっていて、ヘビになりきって、ヘビのような目というのを意識しました」と説明すると、三浦がすかさず「ぼくはカエルになりきって、やらせていただきました」と言葉をつなぎ、会場を笑わせた。
さらに、キャストがそろった写真撮影時には、劇中で重要な役割を担う高橋そっくりのマネキン人形「ドール美菜絵」も登場した。(取材・文/岸田智)
連続ドラマW「ダイイング・アイ」はWOWOWプライムにて3月16日より毎週土曜夜10時~放送(全6話)