『カメラを止めるな!』冒頭37分ワンシーン・ワンカットはCMナシ!今夜テレビ初放送
昨年大ヒットした映画『カメラを止めるな!』が日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で8日21時からテレビ初放送される。本作の見どころの1つである冒頭37分に渡るワンシーン・ワンカットが、CMを入れずに放送されることが決定した。
監督や俳優の養成スクールであるENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」第7弾として製作された本作は、上田慎一郎監督がオーディションで選んだ無名の俳優を起用したゾンビ映画。昨年6月に都内2館で上映され、口コミが話題を呼び、全国300館以上に上映館が拡大されるという異例のヒットを記録した。
監督役の濱津隆之はテレビ初放送について「みどころはやはり冒頭の37分ワンカットです。ゾンビで、コメディーで、あとは……とにかく最後まで観ていただけたら嬉しいです。(すみません、何を言ってもネタバレになってまうのでこれ以上何も言えないです)」と語り、監督の娘役の真魚は「前半のワンカットで感じた違和感を忘れずに、そのまま後半に突入してくだされば楽しんでもらえると思います」とコメントしている。
同日には劇中でプロデューサーを演じたどんぐり(竹原芳子)が、プロデューサーに就任し、番組公式Twitterで特別につぶやく企画も。さらに放送中の副音声では、上田監督と出演者たちによる解説が生実況中継される予定となっており、撮影の裏話やマル秘エピソードなどが語られるとのこと。
今作は、第42回日本アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞など8部門で優秀賞を受賞。1日の授賞式では、最優秀編集賞を獲得した。(編集部・梅山富美子)