アニメ「彼氏彼女の事情」庵野秀明編集の映像を街頭ビジョンで公開へ
「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が監督を務めた1990年代のテレビアニメ「彼氏彼女の事情」ブルーレイボックスの発売に合わせて、庵野監督が新たに編集した新作PR動画が、9日から新宿の大型街頭ビジョン「ユニカビジョン」で公開されることが明らかになった。
漫画家・津田雅美の同名少女漫画が原作の同アニメは、1998年10月から翌年3月にかけてテレビ東京系で放送。超見栄っぱりで優等生を演じているヒロイン・宮沢雪野と、そんな彼女の本性を知った完璧な優等生・有馬総一郎が惹かれあう姿を描いた青春ドラマで、当時、庵野監督が「エヴァ」後に手掛けるテレビアニメとして大きな話題に。さまざまなパロディーや実験的手法を取り入れながら、少年少女の心情を細やかに表現し、現在も根強い支持を集めている。
放送から20年を経て初となるブルーレイボックス化を記念して、庵野監督が新たにPR映像を編集。3月9日の11時57分に、新宿駅東口ヤマダ電機壁面の大型街頭ビジョン「ユニカビジョン」で初公開される。以降は15日まで、7時から25時の間、毎時57分に放映されるという。(※23時以降は音声なし)
ブルーレイ化にあたって映像はHD化されており、20年を経て鮮やかに蘇った映像も話題となりそう。また声優陣も喜びのコメントを寄せており、雪野役の榎本温子が「カレカノは私にとって初めて尽くしの現場でした。私の青春です! 今回のブックレットはカレカノ制作時のスタッフさんの舞台裏が掲載されています。必読!!! あの頃みんながなんで顔色悪かったのか20年経って分かりました。笑」と語れば、総一郎役の鈴木千尋も「僕のアニメーション初出演作品で主役という、何もわからないまま現場に入った作品でした。声優として大切な事を沢山学ばせて頂いた大切な作品です!」と当時を振り返っている。(編集部・入倉功一)
「彼氏彼女の事情 Blu-rayBOX 【期間限定版」は3月27日発売 価格:1万4,000円+税