大河「麒麟がくる」信長役は染谷将太!門脇麦、沢尻エリカ、本木雅弘ら新キャスト発表
2020年放送のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の出演者発表会見が8日に行われ、織田信長役の染谷将太をはじめ、門脇麦、岡村隆史、石川さゆり、西村まさ彦、高橋克典、上杉祥三、尾美としのり、伊藤英明、沢尻エリカ、堺正章、本木雅弘が出演することが明らかになった。
大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、そのミステリアスな前半生を描く「麒麟がくる」。長谷川博己を主演に迎え、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描き出していく。この日は、長谷川とともに物語の“美濃編”に出演する新キャストが会見に登場し、ぞれぞれの思いを口にした。
信長役の染谷は「自分の口から織田信長という名前が出ているのが不思議です」と照れ笑い。「誰が演じるんだろうと楽しみにしていたので、まさか自分が演じることになるとは思ってもみませんでした」と驚きがあったという。また、製作サイドからは新しい革新的な信長を一緒に作っていきたいと言われたそうで「こんな贅沢なことはないと光栄に思います」としみじみ。そして、自身演じる信長像については「繊細で、とても……これ以上言うとあれですね、楽しみにしていてください。『新しい信長』と言うのは簡単なので、有言実行したいと思います」と期待をあおった。
斎藤道三(利政)役の本木は1998年の「徳川慶喜」で主役を務めたことに触れて「純粋な大河ドラマは22年ぶりの出演で、浦島太郎のような気分ですが、久しぶりの大舞台で身の引き締まる思いです」とコメント。「戦国武将をやるには雄々しさや男っぽさが皆無なので心配ですが、蛇年生まれで物事に対するしつこさは道三同様に持ち合わせているので、共演者のみなさんをねっちりと刺激したいと思います」と笑う。
また、光秀が京で出会う娘で医師・望月東庵の助手・駒役の門脇は「緊張していますが、楽しくなりそうな予感」と喜びを語る。「今回の作品のために作られたオリジナルの役でして、そのぶん自由に動かせるので、この時代の新しい視点を担えたらいいと思います」と声を弾ませた。(取材:錦怜那)
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」は2020年1月より放送開始