『劇場版パタリロ!』6.28に公開決定!「翔んで埼玉」魔夜峰央の代表作を映画化
魔夜峰央の人気コミックを原作とする『劇場版パタリロ!』が6月28日に公開されることが明らかになった。主人公のパタリロを演じる加藤諒のほか、青木玄徳、佐奈宏紀、須賀健太などが出演する。
1978年に連載スタートし、シリーズ累計発行部数は2,500万部を突破している「パタリロ!」。2016年の2.5次元ミュージカル化に続き、劇場版の全国公開が決定した。舞台のアナログ感と映像ならではアクションとVFXが融合した世界観が展開されるという。主人公のパタリロを舞台版と同じく加藤が演じる。「生きたパタリロ」とも評された加藤がスクリーンでどのような演技を披露するのか注目だ。
映画公開決定に際して、加藤は以下のように意気込みをコメント。「こんなに作品に愛を注いだことは初めてなので、パタリロ役は他の人に演じてほしくないんです。舞台版がすごく楽しかったので、それを同じスタッフ、キャストで映画にすることができてさらに楽しかったです。コミックのファンの方も舞台のファンの方も、『パタリロ!』を観るのが初めての人も、誰にでも喜んでもらえる素敵な作品になっています。今回の映画では、舞台版にはなかったソロの挿入歌を初めて歌いますのでお楽しみに!!」
また、青木と佐奈によるバンコランとマライヒの倒錯した純愛や、タマネギ部隊の一員演じる須賀の演技が見どころとなるほか、共演者には哀川翔、西岡徳馬、鈴木砂羽、松村雄基、近江谷太朗、木下ほうかといった豪華な面々が揃う。監督は舞台版の演出も手がけ、俳優・声優・脚本家・演出家・ダンサー・ミュージシャンとしても活躍する小林顕作。「舞台を“少しだけ映画寄り”にしてみました」と語るように、主要なスタッフとキャストは舞台版のメンバーが引き続き担当している。
大ヒットを続けている『翔んで埼玉』に続いての実写化映画公開に、原作者の魔夜は「『パタリロ!』が映画化なんて感無量! 舞台版のときから実写は不可能だと思っていたので、どうやって作るのか見当もつかなかった。一言で言うと、とにかく“全編ミスマッチ”。舞台をご覧になった方もご覧になっていない方も、何も考えずに観ていただきたい。頭を使わなくても、放っといても勝手に笑わせてくれますから。決して3人では観ないでください。その理由は……座席のことはよく分からないけど、4人以上で観たほうが楽しめると思うな(笑)。」とアピールしている。
あわせて場面写真も公開され、その独特な空気感の漂う作品の一部を垣間見ることができる。(編集部・大内啓輔)