ジャック・ロウデンがモリッシーに!『England Is Mine』5月日本公開
1980年代にイギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド、ザ・スミスのボーカルリスト、モリッシーの若き日を描いた映画『England Is Mine(原題)』が5月31日より日本公開されることが決まった。主演は、『ダンケルク』のパイロット役で人気を博したジャック・ロウデンだ。
モリッシーがマンチェスターで高校を退学し、ライブに通っては批評を音楽誌に投稿するだけの毎日を送っていた1976年から始まる本作。家計を助けようと就職しても職場になじめず、仕事をサボって詩を書くことが唯一の慰めだった。そんな時、美大生のリンダーと出会い、彼女の後押しもあってバンドを組むことに。初ライブは成功し、モリッシーはミュージシャンになろうと仕事を辞めるが、彼を待ち受けたのは別れや挫折だった……。ザ・スミス結成前夜の物語が描かれる。
コミュニケーションが苦手な皮肉屋で、音楽への情熱は人一倍なのにどうして良いかわからず苦しむ若き日のモリッシーを、ジャック・ロウデンが好演。モリッシーの才能を見抜き後押しするアーティストの卵リンダー役は、テレビドラマ「ダウントン・アビー」のジェシカ・ブラウン・フィンドレイが務めた。ニューヨーク・ドールズ、ロキシー・ミュージック、セックス・ピストルズ、モット・ザ・フープルなど、1970年代を代表するバンドの楽曲で彩られた青春音楽映画となっている。監督は、これが長編デビューとなったマンチェスター出身のマーク・ギルだ。(編集部・市川遥)
映画『England Is Mine(原題)』は5月31日よりシネクイントほか全国公開