佐藤仁美、20年ぶり『リング』シリーズ出演 貞子の呪いの生存者を続投
女優の佐藤仁美が、約20年ぶりに『リング』シリーズに出演することが15日、明らかになった。佐藤は、観た者は1週間に死ぬという呪いのビデオの恐怖を描いた1998年のヒット作『リング』と、その続編『リング2』(1999)に出演。犠牲者となる女子高生の友人で、貞子の呪いから生き延びた倉橋雅美にふんしていた。最新作の『貞子』(5月24日公開)でも同キャラを続投し、主人公・茉優(池田エライザ)が勤める精神病院の患者で、茉優に異常な執心を燃やす女性として登場する。
鈴木光司のホラー小説を『女優霊』の中田秀夫監督が映画化したシリーズ第1作『リング』で、竹内結子演じる女子高生・大石智子から呪いのビデオを観たことを打ち明けられる友人・雅美にふんした佐藤。第2作では智子の壮絶な死に際を目撃したトラウマから精神病院に入院している姿が描かれ、雅美の体内に貞子の怨念を宿っていることが発覚した。
貞子の呪いの生き証人として約20年ぶりに顔を見せる佐藤は「オファーをいただいてびっくりしました。そういえば私! 生きてた!!! と、すごく嬉しかったのと同時に、20年前の生き残りが出てきたら、面白いとも思いました」と驚きと喜びをコメント。「20年ぶりの生き残りがどうなったのか、楽しみにしててください。中田監督の作る作品は、怖いからなぁ。。。楽しむというより、思う存分、怖がって下さい(笑)」と呼び掛けている。
一方、ハリウッド版『ザ・リング2』以来、約14年ぶりにシリーズに復帰した中田監督は、佐藤の熱演を「日常的な自然な演技とホラーならではテンションマックスのお芝居の双方を見事に演じきっていただきました」と評価している。
また、本作の新場面写真も公開。茉優の弟で、心霊動画を撮影して配信する和真(清水尋也)、茉優とともに薄暗い洞窟の入り口にたたずむ祐介(塚本高史)、無表情で日本人形を抱える少女(姫嶋ひめか)、茉優の職場の精神科医・藤井(桐山漣)、マッチを手にした祖父江初子(ともさかりえ)らの姿が見られる。(編集部・石井百合子)