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フランス版“ウォーターボーイズ”はまさかの中年!『シンク・オア・スイム』7月日本公開

スポ根コメディーでありつつ、中年男性が抱える問題も丁寧に描く
スポ根コメディーでありつつ、中年男性が抱える問題も丁寧に描く - (c) 2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions

 中年の危機に瀕したおじさんたちがシンクロナイズドスイミングに挑むさまを描いたフランス映画『Sink or Swim』の邦題が『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』に決まり、7月12日より日本公開されることが決まった。第71回カンヌ国際映画祭でお披露目され、セザール賞では最多タイとなる10部門にノミネート、フランスで動員400万人突破のヒットとなった話題作だ。

【画像】イカす…!おじさんたちのシンクロ

 フランス版『ウォーターボーイズ』というべき本作が描くのは、失業、うつ、破産、離婚といった問題を抱え、子供にもないがしろにされる中年男性たちが、シンクロに打ち込むことで人生の輝きを取り戻していくさま。ドキュメンタリーも放映されるなど話題を呼んだ実話を基に、軽い気持ちで“男のシンクロ”クラスに参加した体もたるんだ男たちが、世界選手権を目指して猛特訓を始めるさまを追う。『セラヴィ!』など俳優でもあるジル・ルルーシュが監督を務めた。

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 本作の大きな魅力の一つとなっているのが、何と言っても人気俳優たちがふんした個性豊かな“おじさんキャラクター”たちだ。引きこもりニートおじさん(マチュー・アマルリック)、不満だらけの怒れるおじさん(ギヨーム・カネ)、現実に向き合えない中二病おじさん(ブノワ・ポールヴールド)、夢に破れた夢追いおじさん(ジャン=ユーグ・アングラード)、いつも一人ぼっちのピュアおじさん(フィリップ・カトリーヌ)など、思わず応援したくなるおじさんたちがいっぱいだ。(編集部・市川遥)

映画『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』は7月12日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開

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