広瀬すず主演「なつぞら」明日スタート!知っておきたい3つのポイント
安藤サクラがヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「まんぷく」が今月30日に最終回を迎え、新たに「なつぞら」が4月1日にスタートする。「なつぞら」を観る前に押さえておきたい3つのポイントを紹介する。
■ヒロインは広瀬すず!超豪華キャストが集結
ヒロイン・奥原なつ役を務めるのは広瀬すず。『海街diary』で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞、『三度目の殺人』で第41回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、折り紙つきの演技力を持つ若手人気女優だ。
先日行われた第1週完成試写会で、広瀬は「いざ撮影が始まっても、よくも悪くもプレッシャーをあまり感じていなくて、まずは“奥原なつ”という人間と一緒に過ごしている感じ」とほほ笑んだ。これまで広瀬は是枝裕和監督や李相日監督といった日本映画界を代表する監督たちのもとで着実に経験を積んできた。それだけに、朝ドラヒロインという大役にも揺らがない頼もしさをすでに見せている。
そんな彼女の脇を固めるのは松嶋菜々子、草刈正雄、藤木直人、音尾琢真、安田顕、戸次重幸、高畑淳子ら錚々たる面々。連続テレビ小説初出演組は、岡田将生、山田裕貴、吉沢亮、清原翔、福地桃子、犬飼貴丈、富田望生、染谷将太、渡辺麻友ほか。ベテランから若手まで豪華な面々がそろっている。朝ドラといえば新たなスター誕生の場としてもおなじみなだけに、はたして誰が脚光を浴びることになるのかにも注目だ。
■舞台は広大な北海道&日本アニメの草創期!
脚本家・大森寿美男のオリジナル作品である本作のテーマは「開拓」と「未来へのつながり」。戦後の広大な北海道の大自然と日本アニメの草創期を舞台に、父の戦友に引き取られて北海道十勝で酪農を手伝いながらたくましく育った戦災孤児の少女・なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京して当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界に挑む姿を描き出す。
アニメーション監修は、スタジオジブリで『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』『思い出のマーニー』などの動画チェックを数多く手掛け、現在はアニメーション制作会社・ササユリの代表を務める舘野仁美が担当。
そして、『太陽の王子 ホルスの大冒険』のアニメーターや、「パンダ・コパンダ」「アルプスの少女ハイジ」などのキャラクターデザイン・作画監督として活躍してきた小田部羊一がアニメーション時代考証を務め、アニメーション制作はササユリと東映アニメーションが手掛ける。しっかりとした考証に基づいた当時のアニメ業界の描写も見どころとなりそうだ。
■記念すべき100作目!
NHK連続テレビ小説100作目とあって、歴代ヒロインを務めた女優陣も集結する。現在出演が発表されているのは、「ひまわり」の松嶋をはじめ、「おしん」の小林綾子、「純ちゃんの応援歌」の山口智子、「どんど晴れ」の比嘉愛未、「ちりとてちん」の貫地谷しほり。さらなるヒロイン参加となるのか、今後の新キャストにも期待が高まる。(編集部・吉田唯)
連続テレビ小説「なつぞら」はNHK総合、NHK BSプレミアムにて4月1日より放送スタート