横浜流星、ニューヘアで登場!大歓声あびる
俳優の横浜流星が2日、新宿バルト9で行われた映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』大ヒット御礼舞台あいさつに出席、ピンクの髪から茶髪にチェンジした髪を指して「ニューヘア横浜です」と語った。この日は上白石萌音、杉野遥亮、川村泰祐監督も登壇した。
渡辺あゆの少女コミックを実写映画化した本作は、ひょんなことから同居生活を送ることになった高校生の三角関係を描き出したラブストーリー。大勢の観客で埋まった客席を前に主演の上白石は「公開から一週間経っているんですね。すごくあっという間の日々だったんですが、こうやって監督とお二人と並べるのは最後なのかなと思ったらさみしいなという思いがこみ上げてきますね」とあいさつ。そんな上白石に横浜が「泣くなよ」と声をかけると、会場は「キャー」と大歓声。その様子を目の当たりにした上白石は「すぐキャーとなるんだから、泣く暇もないよ」と笑った。
一方の横浜はドラマ「初めて恋をした日に読む話」で見せたピンク色の髪から茶髪に。「ニューヘア横浜です」と切り出して大きな歓声を浴びた横浜は、「最後まで楽しみながらいい時間を過ごせたらと思います」とあいさつ。そんな横浜に対して今度は杉野が「泣くなよ」と茶化すなど、三人はコンビネーションのよさをみせる。そんな三人を見た川村監督は「撮影前はどうなるかと思っていたけど、奇跡の三人になったなと思います。葵・柊聖・玲苑がものすごくハマってくれたな」としみじみ。そんな監督に対して俳優陣は「泣かないでくださいよ」と返して会場を盛り上げた。
この日のイベントでは「私にとって『L・DK』とは」をテーマにトーク。横浜にとって本作は「可能性が広がった作品」だったとのこと。「僕は受け身の芝居が多くて、周囲をかき乱すポジションというのはほとんどなかった。そういう役を任せていただいて、初の試みが多かったですし、勉強にもなりました。役の幅を広げることもできましたし、可能性も広がったと思います」と充実した表情を見せた。
イベントではサプライズで川村監督から表彰状が三人に贈られた。横浜や杉野、そして監督から「葵が萌音ちゃんでよかった」とねぎらいの言葉を受けた上白石は思わず涙。「初めてのラブストーリーが『L・DK』で本当によかった。最初にお話をいただいた時は、私にはできないと思いました。私とはあまりにも違いすぎるんで、お断りしようと思っていました。でもあの時やりますと言ってよかった。挑戦はするべきですね。私は幸せ者です」としみじみ語る上白石の姿を、横浜や杉野たちも笑顔で見守っていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』は全国公開中