見た目は大人、中身は子供のスーパーヒーロー『シャザム!』初登場1位!早くも続編への動きあり
全米ボックスオフィス考
先週末4月5日~4月7日の全米ボックスオフィスランキングが発表され、DC映画『シャザム!』が興行収入5,350万5,326ドル(約59億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『シャザム!』は、見た目は大人、中身は子供のスーパーヒーロー・シャザム(ザカリー・リーヴァイ)を主人公にしたアクションコメディー。ひょんなことから筋骨隆々のスーパーヒーローに変身できる力を手に入れた少年が巻き起こす騒動を描く。『アナベル 死霊人形の誕生』のデヴィッド・F・サンドバーグ監督がメガホンを取った。
業界の予想を上回るオープニング興収だったことに加え、作品自体の評価も批評家・観客共に高いとあって、米ワーナー・ブラザースはすでに続編制作に向けて動き出したという。『シャザム!』の脚本家ヘンリー・ゲイデンを続編にも起用したと The Wrap が報じている。『アクアマン』に続き、DC映画が盛り返してきているといえそうだ。
2位には、ホラーの巨匠スティーヴン・キングの人気小説を再映画化した『ペット・セマタリー(原題) / Pet Sematary』が興収2,450万2,775ドル(約27億円)で初登場。キング作品としては、歴代2位のオープニング興収だ(断トツ1位は『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』)。実話を基に、公民権運動家(タラジ・P・ヘンソン)と白人至上主義団体KKKのリーダー(サム・ロックウェル)の友情を描いたドラマ『ザ・ベスト・オブ・エネミーズ(原題) / The Best of Enemies』は6位デビューだった。
今週末は、リブート版『ヘルボーイ』や、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』などで知られるアニメーションスタジオ・ライカの新作『ミッシング・リンク(原題) / Missing Link』などが公開される。(編集部・市川遥)
4月5日~4月7日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『シャザム!』
2(初)『ペット・セマタリー(原題) / Pet Sematary』
3(1)『ダンボ』
4(2)『アス(原題) / Us』
5(3)『キャプテン・マーベル』
6(初)『ザ・ベスト・オブ・エネミーズ(原題) / The Best of Enemies』
7(5)『ファイブ・フィート・アパート(原題) / Five Feet Apart』
8(4)『アンプランド(原題) / Unplanned』
9(6)『ワンダー・パーク(原題) / Wonder Park』
10(7)『ハウ・トゥ・トレイン・ユア・ドラゴン:ザ・ヒドゥン・ワールド(原題) / How to Train Your Dragon: The Hidden World』