『ノートルダムの鐘』ディズニー、大聖堂再建に5億5,000万円の寄付を表明
フランス・パリの観光名所であるノートルダム大聖堂で起きた大規模火災を受け、名作アニメーション『ノートルダムの鐘』(1996)の製作・配給を手掛けた米ウォルト・ディズニー・カンパニーは、再建のために500万ドル(約5億5,000万円・1ドル110円計算)を寄付すると、同社CEOのボブ・アイガーがTwitterを通じて発表した。
『ノートルダムの鐘』は、15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に暮らす、容姿こそ醜いが心優しい鐘つき男カジモドと、美しいジプシーの踊り子エスメラルダの交流を描いた作品。火災で崩落した尖塔なども登場する。また同社では『ノートルダムの鐘』の実写映画化も進行している。
ノートルダム大聖堂についてアイガー氏は「信仰、希望と美、畏怖と尊敬の念の指針となるものです」とコメント。「パリの友人や隣人たち」のサポートと共に、修復に向けた寄付を約束した。
再建に向けて、米アップルCEOのティム・クックもTwitterを通じて寄付を発表。そのほか多額の寄付の申し出が相次いでいるという。ゲームパブリッシャーのユービーアイソフトでは、50万ユーロ(約6,250万円・1ユーロ125円計算)の寄付を表明。また、フランス革命時のパリを舞台にしたゲーム「アサシン クリード ユニティ」のPC版を4月25日まで無料配布。再建への協力を呼び掛けている。(編集部・入倉功一)