『キングダム』吉沢亮に驚き!二役演じ分けに称賛の声相次ぐ
公開中の映画『キングダム』で、漂/エイ政の二役を務めた吉沢亮の演じ分けについて、SNS上に称賛と驚きの声が相次いでいる。
19日より公開されている本作は、原泰久の人気漫画を実写化したもの。主演を務めた山崎賢人をはじめ、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、大沢たかおら豪華キャスト陣の好演が早くも話題だ。そのなかで、吉沢が注目を浴びるのは、二つの役の両方をハマり役に見せてしまう表現力だ。
吉沢は、山崎演じる主人公・信の幼なじみで親友の漂と、漂とうり二つの王・エイ政の二役を務めた。漂がエイ政の身代わりとなって殺されてしまい悲しみを抱える信だったが、大将軍になるという夢を胸に、やがてエイ政と共に王座を奪還するための戦いに身を投じていく。
そんなストーリーの要となる漂とエイ政の二役を担った吉沢は、奴隷の少年と玉座を奪われた若き王というまったく別の役どころを見事に演じ分けている。
吉沢は「見た目は一緒ですが、王様と奴隷という両極端な役。深く人間性を掘り下げ、一目見ただけで漂と(エイ)政のどちらを演じているかわかるぐらいにしたかった」(4月16日掲載シネマトゥデイニュースより)と明かしていた。
これを観客も「演じ分けが上手すぎ」「全く違う人に見えた」「別人にしか見えなかった」と絶賛。それぞれにある見せ場のシーンで、絶対にはずさない熱演に「圧倒された」という声も多い。
また、エイ政を演じた際に発する王の気品とオーラはすさまじく、説得力を帯びていた。
キャスティングは約2年前。着実に歩みを進めた吉沢は『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』『リバーズ・エッジ』『BLEACH』などで高いポテンシャルを見せつけ、いまや『キングダム』でメインキャラクターを堂々と担っている。
“国宝級”とも称される持ち前の美貌で脚光を浴びることも多いが、高い演技力の持ち主であることは忘れてはならない。第10回TAMA映画賞・最優秀新進男優賞や第42回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞しており、今後さらなる活躍も期待されている。
現在は広瀬すずがヒロインを演じるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」にも出演中だ。(編集部・小山美咲)