天使のような看護師が転落…深田晃司監督の衝撃作『よこがお』予告編公開
『淵に立つ』『海を駆ける』などで知られる深田晃司監督の新作『よこがお』の初日が7月26日に決定し、併せて予告編が公開となった。予告編には人望のある訪問看護師が、ある事件をきっかけに転落していく一端が収められている。
本作は、深田監督が第69回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』以来、2度目のタッグとなるベテラン女優・筒井真理子を主演に迎えたサスペンス。深田監督は筒井の「演技者としての天才的なセンス」を高く評価しており、「以前『淵に立つ』で取材をうけているときの筒井真理子さんの横顔がすごく美しく、それが本作の企画の思いへ繋がった」とも明かしている。
筒井が本作で演じるのは、知人の妹が行方不明になった事件への関与を疑われたことから、全てを失う訪問看護師・市子。予告編は、“リサ”と名乗る市子が美容室で、「前にも？ どこかでお会いした気が……」と尋ねる美容師の和道（池松壮亮）に「いえ、初めてです」と答える場面からスタート。そこから、順風満帆だった市子の人生が一変していくさまが映し出され、市子に対して憧れ以上の感情を抱くようになる基子（市川実日子）の姿も見られる。
「今のままなら事件と市子さんの関係はわからないと思います」という基子、報道陣に「わたしは自分に恥じるようなことは何一つしていません」と釈明する市子。そして、市子が放つ「復讐」というワード。事件を巡る謎めいた映像の数々が好奇心を煽る。
市子の婚約者役にドラマ「特捜9 season2」の吹越満、市子の甥・辰男役にドラマ「俺のスカート、どこ行った？」などの若手注目株・須藤蓮。基子の妹で行方不明になる少女サキに「ホットペッパービューティー」のWEB動画も話題の小川未祐がふんする。（編集部・石井百合子）
映画『よこがお』は7月26日より角川シネマ有楽町、テアトル新宿ほか全国公開