『トイ・ストーリー4』ウッディとバズの関係が物語の核に 生みの親たちの思い結集
ディズニー/ピクサーの人気シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』。新たなおもちゃフォーキーの登場や、ボー・ピープのカムバックなど新たな変化が訪れるファン待望の続編だが、物語の核は、世界中から愛されている親友コンビ、ウッディとバズの関係になると、監督のジョシュ・クーリーが語っている。
前作『トイ・ストーリー3』(2010)で、幼い女の子ボニーのおもちゃになったウッディやバズたちの物語を描く本作。ボニーが先割れスプーンやモールで作った簡素なおもちゃフォーキーが、「僕はおもちゃじゃない!」と逃げ出したことをきっかけに、ウッディたちの新たな冒険がはじまる。
9年ぶりに公開されるナンバリングタイトル制作のきっかけは、脚本でシリーズに携わり続けるアンドリュー・スタントンが「ウッディがボー・ピープと再会したら?」というアイデアを思い付いたことがきっかけだった。クーリー監督は「アンドリュー・スタントンが『トイ・ストーリー3』の直後に簡単な筋書きを書いたんだ。それで一作目に関わった人たちでそのアイデアをじっくり検討し、全員がこのアイデアに興奮を覚えてさらに深く掘り下げてみようとなったんだよ」と振り返る。
そのうえでクーリー監督は、新作について「1作目に関わった理想的な人たちの手によって生まれたんだ。生みの親が手がけているから、ウッディとバズの関係がストーリーの核になることは必然だったよ。2人の関係がどう変化していくのかが描かれているんだ」と証言。プロデューサーのマーク・ニールセンも「本作でバズはとても大事な役割を果たしている。ウッディとバズにとってものすごく重要な瞬間が訪れるんだ。2人の関係は前よりずっと深くなる。彼らがお互いに気にかけて大切にしていることがしっかりと描かれるよ。それがこの映画の重要な部分になっているからね」と語っている。
1作目で反発しながらも友情を築き、シリーズを通して大冒険を繰り広げてきたウッディとバズ。新しい世界を知った二人の関係はどんな変化を見せるのか。(編集部・入倉功一)
映画『トイ・ストーリー4』は7月12日より全国公開