X-MEN、MCU入りの噂は?『ダーク・フェニックス』監督が言及
映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』記者会見(6月21日全国公開)が、27日に韓国で行われ、監督・脚本・製作を務めたサイモン・キンバーグが作品に対する思いを語った。この日は監督のほか、主要キャストのマイケル・ファスベンダー、ソフィー・ターナー、タイ・シェリダン、エヴァン・ピーターズも出席した。
キンバーグ監督は、2006年公開の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』に脚本として参加して以降、シリーズ作品の脚本・製作を担当。本作では、監督にも挑戦した。約3年前から脚本を準備していたという監督は「約15年近く『X-MEN』に携わっていますが、本作で自然とシリーズ完結を迎えることができたと思います」と心境を明かす。
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)よりマグニートーを演じているマイケルをはじめ、本作で重要な役割を担うジーン・グレイ役のソフィーらを迎えて挑んだ本作。キンバーグ監督は、キャストたちを“家族”と表現し「キャストはみんな家族のようなんです。本作はシリーズ完結編で、感動やほろ苦さが混ざっています。(完結は)まるで、大学を卒業する時のような感覚です」としみじみ。
X-MENと言えば、今年3月にマーベル・スタジオを所有する米ディズニーが、20世紀フォックスを獲得したことで、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)入りが噂されている。記者会見で、X-MENのMCU入りなど、今後の展望について問われたキンバーグ監督は「(私には)わかりません」と一言。「確かにそういった話は出ていますが、私は非常に大きなサーガをどうやって完結させようかということだけを考えて、本作に臨みました」とあくまで『X-MEN』シリーズを完結させることが目標であったと訴えかけていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)