マーベルの父スタン・リーを虐待した容疑で元マネージャーが逮捕
5日(現地時間)、「スパイダーマン」など多くのスーパーヒーローを生み出し昨年死去したアメコミの巨匠、故スタン・リーの元ビジネス・マネージャーだったケヤ・モーガンを高齢者虐待などの容疑で逮捕したとロサンゼルス市警が発表した。
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米Entertainment Weeklyによれば、LA市警の商業犯罪課と協力していたスコッツデール市警とフェニックス市警がアリゾナ州内でモーガンを勾留しているとのことで、今後ロサンゼルス市警に身柄が引き渡される。現在、保釈金は30万ドル(約3,300万円 1ドル109円)に設定されている。
当局は、「2018年11月12日に95歳で亡くなったリー氏は、資産を狙う高齢者虐待の被害者でした」と声明で説明。モーガンはリーの資産に関して何の法的権限を与えられていないにも関わらず、彼に対する自身の統制力と影響力を行使していたという。
警察は、モーガンが2018年5月に行われたリー氏のサイン会で得た利益26万2000ドル(約2,900万円 1ドル109円)をリー氏に一切渡していないことも明らかにしている。
また昨年6月には、モーガンがリーを監視しやすくするために彼をハリウッドヒルズの自宅からビバリーヒルズのマンションに移していたことが明らかになり、LA市警に逮捕されていた。直後に、リーはモーガンに対する接近禁止令を申し立て、認められていた。
モーガンの弁護人アレックス・ケッセルはモーガンの容疑を全て否定しており、今週にも彼の保釈を求めるために検察と接触すると、AP通信が報じている。モーガンは高齢者に対する虐待や不法監禁、重窃盗など複数の容疑をかけられているとのこと。(Ai Ono)