小栗旬&本田翼、新海誠監督の『天気の子』声優に!新映像も公開
新海誠監督の新作アニメーション映画『天気の子』(7月19日公開)に、小栗旬や本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴が声優として参加していることが明らかになった。
メガヒットを記録した『君の名は。』(2016)以来、およそ3年ぶりに公開される新海監督の最新作。天候の調和が狂っていく時代を舞台に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択する少年と少女の物語が紡ぎ出される。
主人公・帆高役とヒロイン・陽菜役には、新進気鋭の俳優・醍醐虎汰朗と森七菜が約2,000人の中からオーディションで抜てきされたことも話題となったが、今回新たに小栗、本田ら豪華キャストが発表に。東京行きのフェリーで出会った帆高を住み込みで雇うライター・須賀圭介役の小栗は、「そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです」とコメント。須賀の事務所で働く女子大生・夏美役の本田は「生き生きとした女の子にしていきたいと思っています」と意気込んだ。
さらに、『ハウルの動く城』(2004)のソフィー役以来の声優挑戦となる倍賞が、帆高たちにある頼みごとをする老婦人・冨美役で出演。ミュージカル「ピーターパン」で10代目ピーターパンを演じる若手女優・吉柳は陽菜の小学生の弟・天野凪役、平泉は都内で起きた事件を追って須賀の事務所を訪れる老刑事・安井役、梶はその相棒刑事・高井役を務める。
小栗らの声は、あわせて公開された最新映像で確認することができる。また、新映像ではすでに発表された主題歌の一つである「愛にできることはまだあるかい」に加え、新たに主題歌「グランドエスケープ(Movie edit)feat.三浦透子」が初公開に。新海監督おなじみの美しい映像を、RADWIMPSの軽快な音楽と三浦の透明感あふれる歌声が彩っている。(編集部・吉田唯)
<コメント全文>
■新海誠監督
人間がどうしても取り繕えないものが、声だと思います。喋る内容はもちろん、声質、息づかい、言い淀み、語尾、すべてにその人そのものが避けようもなく滲み出てしまう。須賀役を小栗さんに、夏美役を翼さんにお願いしたのは、だからです。彼らの声がキャラクターにはっきりとした血肉と心を与えてくれているアフレコの過程を、わくわくしながら楽しんでいます。『天気の子』はRADWIMPSの音楽、透子さんの歌声、醍醐くんや七菜ちゃん、小栗さんや翼さんたちの声、そして雨音、さまざまな音に満ちた映画です。劇場でその音に身を浸していただけるように、スタッフ全員で今も制作に奮闘しています。楽しみにお待ちいただけますように。
■小栗旬(須賀圭介役)
『天気の子』に参加できること、とても光栄です。新海監督の作品は、美しい色彩の世界観はもちろん、普段僕たちが見ているような風景や、手にするようなアイテムが作品を彩っていて、そこに生きる人間たちの物語が、自分に近いものに感じられるのが凄いところ。前作の『君の名は。』も大好きで、映画館で号泣しました(笑)。今回の『天気の子』はすごくストレートな話で、そこが魅力だと思います。“須賀圭介”という役は、そのままで演じられるような、僕の等身大にとても近いキャラクターで、彼には共感できる部分がいっぱいあるので、この出会いはとても嬉しいです。『天気の子』、期待を裏切らない素敵な作品なので、ぜひ楽しみにしていて欲しいです。
■本田翼(夏美役)
3年前『君の名は。』が起こした社会現象を作り上げた新海監督の最新作に参加させて頂きとても光栄です。新海作品で描かれている風景の色彩が本当に美しく、私が普段見ている日常の景色が監督にはどんな風に見えているのだろうと以前から思っていました。今回『天気の子』でも、新宿の街、高層ビルから見えるこの空を監督がどう描かれるのか、観客としてもとても楽しみです。そして私が演じさせていただく“夏美”についても生き生きとした女の子にしていきたいと思っています。『天気の子』は、まだ完成前ですが既に心に響く物語です。ここからさらに私たちの声の力でこの作品を盛り上げられたらと思います。