『X-MEN:ダーク・フェニックス』原作者が語る、スタン・リーの3つのルール
映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』(6月21日全国公開)より、映画の題材となったコミック「ダーク・フェニックス・サーガ」の原作者クリス・クレアモントさんが、昨年95歳で亡くなったアメコミ界の巨匠スタン・リーさんについて語る特別映像が公開された。
【動画】スタン・リーのエピソードも!映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』特別映像
原作コミックの中でも高い人気を誇る「ダーク・フェニックス・サーガ」は、X-MENのメンバーであるジーン・グレイの別人格“ダーク・フェニックス”に迫る物語である。「『X-MEN』の物語を書く時、いつも目的を決めていた」と語るクリスさんは、同作で巨大な力に葛藤するジーンを中心に据えて、彼女の恋人であるサイクロップスにも重要な役割を与えたという。
学生時代にマーベルに入社したというクリスさん。「コミックは好きか」と漫画家の知人に問われた後、すぐにスタンさんから直接電話がかかってきたそうで、「『マーベルで働くか?』と聞かれ『はい』と答えた」と述懐。クリスさんは、スタンさんが“締切厳守・良い物を書く・俺の邪魔をするな”という3つのルールを掲げていたとも明かし、「そのうち2つを守れば十分だった」と振り返っている。
映画について、クリスさんは「ジーンは、苦しい状況に追い込まれてしまう。彼女は自分が唯一できる、償いの方法を選択する」とコメント。「『ダーク・フェニックス』は、誰の心にもある闇の部分だ。だからこそ楽しめる」と魅力を語っている。(編集部・倉本拓弥)