浅田美代子、しずちゃんにキューピッドをお願い
女優の浅田美代子が8日、TOHOシネマズシャンテにて行われた主演映画『エリカ38』劇場公開記念舞台あいさつに出席。共演の南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代は「蒼井優です」とあいさつし、会場は大爆笑。そんなしずちゃんに浅田が「LINE交換もしたし、私のキューピッドにもなって」とお願いする一幕があった。この日は浅田としずちゃんのほか、平岳大、窪塚俊介、木内みどり、日比遊一監督も登壇した。
【写真】しずちゃんの幸せも願ってます!本イベントでのしずちゃん
本作は、昨年9月に死去した女優・樹木希林が企画した映画。60歳を過ぎてなお色香と話術で男たちを惑わし、女たちをたぶらかして、お金を不当に得る女・エリカ(浅田)の姿を描く物語で、実際の事件をモチーフにつくられた。樹木さんはエリカの母を演じている。
自らを「38歳」と偽り、異国の地で逮捕されるエリカ役を務めた浅田は「昨日初日を迎えました。おととい、希林さんのお墓参りに行ってきました。『明日から初日です』と報告して来ました」と明かし、「きっと希林さんも喜んでくれていると思います」と希林さんへのあふれる想いをかみしめた。
また、すさまじい女の業を見せるために「もっともっと老けさせて」とメイクにこだわったという日比監督に、浅田と木内は「老けさせすぎ」と不満を漏らす。浅田は日比監督に「イジメでしょ?」と追い打ちをかけつつも「必死でやった感あります。共演者の方たちもみんな優しくて、楽しい現場でした」と2週間で撮りあげたという撮影を振り返っていた。
最後に浅田は「こんなにたくさんの人に観ていただいて、希林さんも喜んでいると思います」と故人に思いを馳せていた。(取材・文 福住佐知子)