怪演&アクション凄すぎ!『ザ・ファブル』俳優陣に絶賛の声
岡田准一の主演で南勝久の同名人気漫画を実写化した映画『ザ・ファブル』。6月21日の公開から3日間で興行収入3億9,660万円の好記録で、「アクションがすごい」「最高」「俳優陣が素晴らしい」と反響を呼んでいる。
『ザ・ファブル』は、1年間の休業を命じられた天才的殺し屋、通称ファブル(岡田)が、大阪で普通の生活を送ろうと奮闘する姿を描いたアクションエンターテインメント。共演も主役級のキャストばかりで、木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、向井理、佐藤二朗、光石研、安田顕、佐藤浩市らが個性的なキャラクターを熱演している。
SNSなどでは、岡田のスーパーアクションや体づくりの凄さをはじめ、役者陣の演技・表現に対する感動の書き込みが多数。岡田は意外にも初となる漫画原作の作品で伝説の殺し屋ファブル/佐藤明(アキラ)を演じるにあたり、他の作品同様、入念な準備を重ねた。
体は3か月間、パーソナルトレーナーについて筋トレ中心のトレーニングを行い、ファブルの特性でもあるパワーとバネも強化。自分がケガをして撮影に影響が出ないように、ケガをしない&アクションに耐えられる体づくりも意識した。原作では体の線がもう少し細めのイメージだが、実写化の場合は「勝てる体」としてバランスを模索し、「あれ以上、体を作るとゴツくなりすぎるので、説得力のある範囲でのギリギリのところを狙いました」と岡田は明かしている(6月21日掲載のシネマトゥデイ・インタビューより)。
アクションには、ハリウッドのアクション大作『ボーン・アイデンティティー』や『96時間』シリーズに関わった経歴を持つフランス人アクション監督アラン・フィグラルツが、ファイトコレオグラファー(戦闘振付師)として参加。富田稔率いる日本のアクションチームがスタントコーディネーターを務め、岡田と共にアクションを作り上げていった。結果的にハリウッドに見劣りしない、圧巻の名アクションシーンがいくつも誕生している。
そして、俳優陣の名演が作品の面白さを格段にアップさせている点も本作の特徴として挙げられる。大阪でのファブルの世話人を請け負う真黒カンパニーの社員で出所したての小島に扮した柳楽や、組織の幹部・砂川役の向井、若き殺し屋フード役の福士らの怪演は身震いするほどの迫力がある。
ファブルの相棒ヨウコを“ツヨカワ”キャラとして見事に表現した木村、ファブルが初めて出会う“一般社会の住人”の女性ミサキ役として全力の変顔も披露する山本。そこに安田、光石、佐藤浩市の重厚さ、佐藤二朗の軽妙さが加わることで、唯一無二のエンタメ大作に仕上がった。配給によると、映画は幅広い層からの動員があり、最終的に興収30億円を見込める勢いでスタートを切ったという。(編集部・小松芙未)