まるで別人!『Diner ダイナー』金子ノブアキ、ブタ男役で激変
ミュージシャンで俳優の金子ノブアキが、来月5日公開の映画『Diner ダイナー』で、ブタのマスクをかぶった不気味な容姿が特徴的な殺し屋“ブタ男”を演じている。蜷川実花監督は金子の魅力について「ふり幅が広いところ」と明かし、「立て続けにお仕事をご一緒していますけど、全然違うところから引き出しが出てくるので、本当に別人みたいです」と驚いた。
『ヘルタースケルター』などの蜷川監督がメガホンを取り、藤原竜也を主演に迎えた本作。孤独な女性オオバカナコ(玉城ティナ)がウエイトレスとして身売りされた“殺し屋専用”のダイナーを舞台に、元殺し屋の店主ボンベロ(藤原)とダイナーを訪れる凶悪な殺し屋たちの異様な世界を描き出す。
ブタ男は、カナコをボンベロの食堂に売り飛ばしたギャング組織の男。初めはカナコをあっさり殺害する予定だったが、カナコの「料理が得意です。おいしいものが作れます!」という一言を面白がったことで、カナコの運命を大きく変える。
蜷川監督は「金子くんは今も一緒にNetflixのドラマを撮影しているんですけど、同じ人とは思えないくらい凶悪に出来上がっていて、本当にその一点に向かって走ったのですごく楽しかったし、金子くんも楽しかったんじゃないかなと思います」とコメント。
「タトゥーを描くのに6時間以上もかかるんですね。本当に一瞬しか映らないんですけど、銀歯をわざわざ作ったり、細部に至るまでビジュアル的に作りこんでいるので、ぜひしかと見てほしいです。顔が見えるのは本当に一瞬だけなので、すごく贅沢な出演の仕方をしてもらっています」。
一方、金子は「ブタ男は、映画が始まってすぐに、強烈なインパクトでこのブッとんだ世界にお客さんをいざなう、そんな役割だと認識していたので思い切って演じました。ビジュアルも相当ぶっ飛んでいましたね」と本作に参加した感想を明かした。(編集部・中山雄一朗)
映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開