奥野壮、仮面ライダージオウ“集大成”の劇場版に自信
俳優の奥野壮が15日、六本木ヒルズアリーナで行われた『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』完成報告イベントに来場し、「僕たちの集大成」と語る映画の出来に自信を見せた。
平成最後の仮面ライダー作品「仮面ライダージオウ」の劇場版は、仮面ライダードライブを救うため、戦国時代にタイムスリップするジオウたちの活躍を描く。物語の佳境に入ったテレビ版の撮影のため、奥野はまだ完成した映画を鑑賞できていなかったというが、「僕たちの集大成となる映画に入るにあたって、僕たちも『魂を込めて撮影をしよう、お芝居をしよう』ということを心に置きながら撮影に挑みました。ですからいい映画になっていると思います」とコメントした。
一方、初の劇場版となる「騎士竜戦隊リュウソウジャー」リュウソウレッド/コウ役の一ノ瀬颯は、映画の感想を「カッコいいが大渋滞していました!」と語って会場を笑わせながら、「映画ならではのスケールだったり、迫力のバトルシーンであったりと、どこの要素をとっても最高にカッコいいので。観ていただいたら絶対に満足していただけるかなと思います」とこちらも内容に満足そうな様子だった。
また、『ジオウ』の物語ではクリス・ペプラー演じる「仮面ライダードライブ」のクリム・スタインベルトが再び仮面ライダーの世界に戻ってくることとなる。このニュースが報じられた時のまわりの反応を尋ねられたクリスは、「ヤバかったですね。自分のTwitterをやっているんですけど、1万5,000いいねをもらったのは初めてですごいなと思ったんですよ。でも、今日はここにいない仮面ライダーマッハ役の稲葉くん(詩島剛/仮面ライダーマッハ役の稲葉友)も出ているんで、稲葉くんのTwitterを見たら4万近くいいねがついていて。それを見て、ちくしょーと思った自分はちょっと小さいかなと思いました」と笑いつつも、「反響も素晴らしくて。わたしも大好きな役なので、楽しみながら演じました」と話した。
そしてジョウゲン/仮面ライダーザモナスを演じるのは、「獣電戦隊キョウリュウジャー」への出演でも知られる斉藤秀翼だ。このたび「スーパー戦隊」「仮面ライダー」という両ヒーローを演じることとなり、「レンジャーをやって、ライダーになれるというのは、どっちかだけでもなかなか叶わないこと。それなのに、まさかどっちもやらせていただけるなんて思ってもいなくて。歴代で、戦隊ものをやってからライダーに変身した人って本当に数少ない。僕がやったザモナスというライダーは、『仮面ライダーアマゾンズ』をモチーフとしているライダーでもあるので、そういう意味では谷口賢志さんも『救急戦隊ゴーゴーファイブ』を経てライダーになりましたし。そういう歴史を受け継いでいけているのは、個人的には感慨深いというか、ありがたい気持ちでいっぱいですね」としみじみ付け加えた。
この日のイベントにはほかに『ジオウ』から押田岳、大幡しえり、渡邊圭祐、前野朋哉、若林時英、パパイヤ鈴木、『リュウソウジャー』から綱啓永、尾碕真花、小原唯和、岸田タツヤ、兵頭功海、金城茉奈、北原里英らも来場した。(取材・文:壬生智裕)
『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』は7月26日公開