宮本浩次&横山健『宮本から君へ』主題歌でコラボ
池松壮亮主演の映画『宮本から君へ』(9月27日公開)の主題歌が、エレファントカシマシのボーカル&ギター、宮本浩次書き下ろしによる「Do you remember?」に決定した。宮本自身のオファーにより横山健がギターとして参加している。併せて、写真家・佐内正史が撮影した宮本と横山の2ショット、そして主人公・宮本浩(池松)とヒロイン・中野靖子(蒼井優)を捉えた新たなポスタービジュアルも公開された。
2018年4月クールに放送されたテレビ東京の連続ドラマ版に続き、新井英樹の同名漫画を映画化する本作。文具メーカーの熱血営業マン・宮本と、ドラマ版で彼の先輩(松山ケンイチ)の友人として登場した靖子を中心にした愛の物語が展開する。
漫画「宮本から君へ」の主人公の名前は宮本浩次から由来しており、ドラマ版ではエレファントカシマシの「Easy Go」が主題歌に用いられた。映画版では、ドラマ版に続きメガホンをとる真利子哲也監督が宮本に主題歌制作を依頼。宮本が自ら横山にギターをオファーした。デビュー時からエレファントカシマシのファンだったという横山はこれを快諾し、KEN BANDのベーシスト・Jun Gray、ソウル・フラワー・ユニオンのドラマーとしても知られるJah-Rahが加わり、楽曲が誕生した。なお、横山は2018年1月にWOWOWで放送された宮本の密着番組「ノンフィクションW エレファントカシマシ、宮本浩次」でナレーションを務めている。
宮本は「Do you remember?」制作の経緯について、「真利子さんは、寡黙なんだけれども、体は冗舌で、どんなうたをつくってほしいか、彼を見ればいつでも一発でわかる! 映画『宮本から君へ』のはじめての打ち合わせで、真利子さんと話したときから、メロディがなりだした。真利子さんとオレはそういう意味では相性がいいと思います」とコメント。
また、宮本はギターに横山を迎えた理由について「最高のロックギタリストだから。かつて、メトロックでまるで往年のハードロックのような重くて豪快なギター、時にデリケートで繊細なギターを縦横無尽に奏でながら、ピュアでまっすぐな声で歌っている男がいた。それが誰あろう横山健だった。唯一無二の存在感で本当にカッコよかった!」と語っている。
ドラマ版に続き、柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチらが再集結するほか、新キャストとして、井浦新、一ノ瀬ワタル、ピエール瀧、佐藤二朗らが出演。靖子が元彼・裕二(井浦)と修羅場になった際、宮本が「この女は俺が守る」と誓い、恋人同士に。しかし、宮本が靖子を伴って真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤)との飲み会に参加した矢先、試練に見舞われる。(編集部・石井百合子)