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『マトリックス』新作にウォシャウスキー関与せず オリジナル越え願う

果たして実現するのか - 『マトリックス』より
果たして実現するのか - 『マトリックス』より - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 企画の存在が報じられている『マトリックス』の新作映画について、姉のラナ・ウォシャウスキーとオリジナル版を手掛けたリリー・ウォシャウスキーが、プロジェクトに関わっていないことを、テレビ批評家協会のパネルで/Filmに明かすと共に、新作にエールを送った。

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 『マトリックス』(1999)は、自分の生きる世界が機械の見せる仮想現実だと知った天才ハッカー、ネオ(キアヌ)が、人類の救世主として戦いに身を投じるSFアクション。大ヒットを受けて2作の続編が作られ、その世界観が、アニメ・ゲーム・コミックなど、さまざまなメディアに広がり一大ブームとなった。

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 新作企画については、2017年に The Hollywood Reporter がリブート企画が進行中であると報道。ウォシャウスキー姉妹は参加しないと報じられ、その後、計画に携わっているとされた、脚本家のザック・ペン(『レディ・プレイヤー1』)が、新作は続編でもリーブトでもなく、映画でもない、全くの初期段階にすぎないとTwitterで発表していた。

 同サイトによれば、リリーはプロデュースを手掛ける新作ドラマ「ワーク・イン・プログレス(原題) / Work in Progress 」に忙しいため、やはり企画には関与していないと明かしたという。『マトリックス』は2人をハリウッドのトップクリエイターに押し上げた大切な作品だが、「私は、一度世に出た物語が違う形で舞い戻ってくることは、いい事だと思います」というリリーは「それがストーリーテリングというものなんです。私はあまりに大きな事の一部であり、全てにおいて所有権を持っているわけじゃない。だからこそ、誰がどんな物語を伝えたいと思ったとしても、それを聞くのが待ちきれません。オリジナル版よりも良い作品になることを望みます」と語っている。(編集部・入倉功一)

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