全編PC画面上で展開するスリラー『search／サーチ』続編が進行中！

　全編パソコンの画面上で物語が展開するとして話題になったスリラー映画『search／サーチ』の続編企画が進行していることが明らかになった。Deadlineをはじめ複数のメディアが報じている。

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　『search／サーチ』は、主人公デビッド（ジョン・チョー）が突然失踪した16歳の娘を捜すため、彼女のSNSなどを頼りに謎に迫っていく姿をスリリングに描いた作品。アニーシュ・チャガンティが監督と共同脚本を務めた同作は昨年のサンダンス映画祭で注目されてソニー・ピクチャーズが500万ドル（約5億5,000万円）で買い付け、最終的に世界興行収入7,500万ドル（約82億5,000万円）をたたき出すヒットを記録した。

　続編にはオリジナル版のクリエイティブチームが再結集し、新たなプロットとキャストで制作される。チャガンティ監督は「続編制作は本当だ。ただ、前作のキャラクターとプロットを追うことにはならない。僕たちはこれを新たなオリジナルの“テクノロジー主導スリラー”を作る機会と捉えているんだ」とツイートしている。

　チャガンティ監督は、メガネ型端末 Google Glass で撮影した短編映画『Seeds』で脚光を浴びた人物。2004年にYouTubeで公開された同作は、24時間で100万回再生を記録するなど大きな話題となった。彼はこれが評価されてニューヨークのGoogleクリエイティブ・ラボに招へいされ、2018年の『search／サーチ』で長編映画監督デビューを果たすまで、Googleのコマーシャルの脚本や監督に携わってきた。（細木信宏/Nobuhiro Hosoki、編集部・市川遥）