是枝裕和『真実』初映像!特報が公開
『万引き家族』で第71回カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを獲得した是枝裕和監督の新作『真実』(10月11日公開)の初映像となる特報映像が公開された。
約30秒間のこの映像は、アメリカで脚本家として活躍するリュミール(ジュリエット・ビノシュ)が夫のハンク(イーサン・ホーク)、娘シャルロット(クレマンティーヌ・グルニエ)とともに、自伝本を出版した国民的大女優でリュミールの母のファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の家にやってくるシーンから始まる。『そして父になる』『万引き家族』と同様に今作にも子どもが登場しており、シャルロットは「おばあちゃんのお家って…お城みたい」とつぶやく。
その後は日仏合作である本作に集結した名俳優たちが重厚な演技を見せる。「この本のどこに“真実”が?」とリュミールがファビエンヌに迫り、どこかを見つめながら「あれは事故よ」というファビエンヌのカットには「ママを許さない 絶対に」と涙を流すリュミールの姿が続く。
本作は現地時間8月28日よりイタリアで開催される第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されており、日本人監督の映画では初めて同映画祭のオープニング作品として上映される。第44回トロント国際映画祭(現地時間9月5日~9月15日)のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品されることも決定している。(編集部・海江田宗)