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石田ゆり子「わたし面白いです」 三谷幸喜監督に直談判

三谷幸喜監督の新作映画『記憶にございません!』完成披露に登壇した石田ゆり子
三谷幸喜監督の新作映画『記憶にございません!』完成披露に登壇した石田ゆり子

 女優の石田ゆり子が19日、都内で行われた三谷幸喜監督の新作映画『記憶にございません!』(9月13日公開)完成披露試写会に登壇し、三谷監督の映画に出演するために猛アピールを繰り返したことを明かした。

【写真】イベントの様子

 本作は、国民から全く支持されていない総理大臣・黒田啓介(中井)が記憶喪失になったことから起こる騒動を描いた政界コメディー。イベントには、主演の中井貴一をはじめ、ディーン・フジオカ草刈正雄佐藤浩市斉藤由貴木村佳乃吉田羊、三谷監督も来場した。

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 石田が演じるのは、黒田総理の訳ありの妻・聡子。三谷作品には、舞台やドラマには出演しながら映画は初とあり、「ずっと出演したかったんですけど、なかなか声をかけていただくことができなかった」と打ち明けつつ、「今回初めて参加するんですが、大変幸せだと思っています」と喜びのコメント。

 出演に至った経緯として、「わたしにはコメディエンヌの才能があります」と三谷監督に直談判していたことをMCから暴露されると、石田は「三谷さんは厳しい方なので、そもそも力がない人は使ってもらえないとわかっていたんです。わたしが呼ばれないのはそこ(三谷監督が求めるレベル)に及ばないからだろうと思い、黙っていたら絶対に呼んでもらえないので、『わたし、割と面白いんですけど』『面白いことができますよ』とずっと言っていた記憶はあります」と説明した。

 三谷監督は、そんな石田に「普通、そういうアピールをする人は大抵面白くないのですが、この方は本当に面白い」と太鼓判。「仕事以外でお会いすることもあって、彼女のコメディエンヌとしての面白さを知っていたから、いつか僕だけが知っている彼女のよさを作品で皆さんに見せられたらと思っていました」と、以前からタッグを組みたい気持ちがあったことを明かした。

 そんな三谷監督の現場について、石田は「本番は1、2回しかやらないので、そこにベストな状況を持ってくるのが試練でした」と渋い顔をのぞかせながらも、「でも本当に幸せな時間でした」としみじみ撮影を振り返っていた。(取材:錦怜那)

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