『プラクティカル・マジック』前日譚、パイロット版製作へ
サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが魔女の姉妹を演じた1998年の映画『プラクティカル・マジック』の前日譚(たん)ドラマのパイロット版が製作されることになった。The Hollywood Reporter などが報じている。
【写真】メリル・ストリープとの共演が控えるニコール・キッドマン
「ルールズ・オブ・マジック(原題)/ Rules of Magic」と題された本ドラマは、問題を抱えたフラニー、ジェット、ヴィンセント・オーウェンズ姉弟が主人公。フラニーとジェットは、映画でサリーとジリアン(サンドラとニコール)の叔母として登場しており、それぞれストッカード・チャニングとダイアン・ウィーストが演じていた。
ドラマ版の舞台は1960年代のニューヨーク。普通ではない3人は人と交わらない生活をしているが、ある日、自分たちが魔女の血筋を持っていることを知る。自己発見と自己受容の旅で、3人は苦悩、戦争、偏見、黒魔術と闘うこととなり、映画でも取り上げられた、愛する人と死別してしまうというオーウェンズ家の呪いも襲い掛かるという。
シリーズ化されれば、フラニーとジェットが、一目置かれ時には恐れられる叔母たちへと成長する過程、そしてヴィンセントが予想外のレガシーを残すさまが描かれる。
脚本は「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」のクリエイターで、『トワイライト』シリーズの脚本を担当したメリッサ・ローゼンバーグ。HBOはパイロット版のほか10エピソードの脚本もオーダーしており、シリーズ化にかなり前向きのようだ。(澤田理沙)