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テレンス・マリックの新作、来年2月公開 ナチスに抗い殉教した農夫の生涯

『ア・ヒドゥン・ライフ(原題) / A Hidden Life』より
『ア・ヒドゥン・ライフ(原題) / A Hidden Life』より - (C)2019 Twentieth Century Fox

 『シン・レッド・ライン』(1998)、『ツリー・オブ・ライフ』(2011)などで知られる巨匠テレンス・マリックの新作『ア・ヒドゥン・ライフ(原題) / A Hidden Life』が、2020年2月より日本で公開されることが決定した。ナチスの支配下に入ったオーストリアを舞台に、信念を貫き36歳で殉教した農夫、フランツ・ヤゲルシタッターの生涯を描く物語で、今年2月に亡くなったスイスの名優ブルーノ・ガンツさんも出演している。

【写真】ブラピ出演、パルムドール受賞の『ツリー・オブ・ライフ』

 リチャード・ギア主演『天国の日々』(1978)でカンヌ国際映画祭監督賞を、ブラッド・ピットショーン・ペンらが出演した『ツリー・オブ・ライフ』で同映画祭パルム・ドール(最高賞)を受賞。寡作ことで知られ「伝説の監督」とリスペクトされるマリック監督。新作は、第二次世界大戦下、度重なるナチスドイツの従軍指令に従わず、自身の信念と妻や娘への愛に生きた農夫の物語。

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 主演は『イングロリアス・バスターズ』(2009)、『マリアンヌ』(2016)などのドイツの名優アウグスト・ディール。『ベルリン・天使の詩』(1987)、『ヒトラー ~最期の12日間~』(2004)などで知られた故・ブルーノ・ガンツさんが脇を固める。

 本作は今年の第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。ハリウッドのメジャースタジオや配信大手など6社から、FOXサーチライト・ピクチャーズが北米、イギリス、日本を含む主要国の配給権を獲得。現地時間9月9日にはトロント国際映画祭で公式上映される。(編集部・石井百合子)

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