「なつぞら」大原櫻子、涙の叫びに感動の声!
NHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土、総合・午前8時~ほか)の第135話が4日に放送され、山田天陽(吉沢亮)の妻を演じる大原櫻子が披露した渾身の涙の演技が反響を呼んでいる(以下、第135話のストーリーに触れています)。
放送中の「なつぞら」は、戦災孤児のなつ(広瀬すず)が北海道・十勝の大自然のなかで育ち、やがてアニメーション作りの世界に挑んでいく姿を追う物語。現在は、第23週「なつよ、天陽くんにさよならを」に突入しており、早すぎる天陽との突然の別れと悲しみが描かれている。
大原が演じる農家の娘・靖枝は、青年団の演劇を手伝っていたときに、舞台美術を担当した天陽と知り合って結婚。畑仕事に精を出しながら、天陽の描く絵も心から大事に思い続けた。2児にも恵まれ、愛する家族と幸せに暮らしていたが、天陽は体調を崩して入院することになり、ついには息を引き取ってしまう。
第135話では、なつが娘の優を連れて天陽の家を訪ね、その両親である正治(戸次重幸)とタミ(小林綾子)が最期の夜のことを語り出す。そして農業をやめること、残された天陽の絵を売って生活費に充てることに話が及ぶと、靖枝は天陽が耕し続けた土地から動きたくないと訴え、天陽の絵も売らないと強く口にする。
そして靖枝は、病院を抜け出して徹夜で美しい馬の絵を描き上げた、天陽の最期の思いを涙ながらに語る。そんな靖枝を全身で熱演した大原の演技に、視聴者からは「泣ける!」「素晴らしい演技」「気迫の演技が刺さる」など絶賛のコメントがあがった。
その大原は今年、映画『あの日のオルガン』で戸田恵梨香とともに主演を務めたほか、ドラマ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」でも主演と主題歌を担当するなど、俳優・アーティストとして活躍。今後もミュージカル「怪人と探偵」「ミス・サイゴン」への出演を控えるなど、幅広い分野で存在感を発揮している。(編集部・大内啓輔)