星野源の一瞬「純潔」宣言にファン歓喜
音楽家、俳優の星野源が10日、都内で行われた映画『引っ越し大名!』大ヒット記念応援上映会に登壇し、「純潔」宣言をしてファンの大歓声を浴びた。この日は、本作には出演していないが、星野と交流のある藤井隆も来場し、大ヒットを祝福した。
『のぼうの城』などの犬童一心監督がメガホンをとった本作は、生涯に何度も国替え(引っ越し)を命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩のエピソードをもとに、片桐春之介(星野)ら姫路藩士たちの奮闘をユーモラスに描く物語。原作は、『超高速!参勤交代』シリーズの原作、脚本を手掛けた土橋章宏の小説「引っ越し大名三千里」。
人生初の“応援上映”後に登場した星野は、ペンライトや鳴り物を手にしたファンを見渡しながら「ライブでもこのペンライト(の数)はないです。初めて!」と驚くと、「声を出せるっていいですね」と新しい鑑賞法に感心しきり。そんな中、赤ちゃんの泣き声が聞こえると、星野も「ウギャ~」と鳴きマネし、「声を出していいわけですから自由でいいですね。楽しいなと思いました」と笑顔を見せた。
また、上映中の様子をこっそりのぞいていたことを明かすと、「春之介が(劇中)『僕はまだ純潔です』と言ったあとに『フゥ~!!』(と観客が歓声をあげる)とか、全く意味がわからなくてメチャクチャ面白かったです。何なんだよ、本当に」とファンのツボに笑ったことを告白。そんなこともあり、ステージ上で星野は「僕もまだ純潔でございます」と宣言。すぐに「ウソです」と付け加えるも、その声は黄色い歓声にかき消されるほどファンは盛り上がっていた。
本作は、観客動員数60万人を突破しており、星野は「すごい! ありがとうございます。やったー!」と大喜び。当初は、実写映画では約6年ぶりの主演作ということで、「気合も入っていましたし、撮影から公開までの1年半くらい、お客さん入るかな? 面白がってくれるかな? とずっとドキドキしていた」が、試写を観ることで「メチャクチャ面白い。こんなに面白いのを撮っていただいて、自分が出させていただけたのだから、ヒットとかはいいや」と考えが変わったという。
しかし、実際にヒットの現状を知らされると、やはり「めちゃくちゃうれしい」そうで、「面白い作品は皆さんに観に来ていただける。すごく吸引力のある作品だと実感しています。本当に幸せです。ありがとうございます」と重ねて感謝していた。(取材:錦怜那)
映画『引っ越し大名!』は全国公開中