吉沢亮、ビックリ仰天!あいみょんが歌う主題歌と知らずに歌唱
俳優の吉沢亮が17日、都内で行われたアニメーション映画『空の青さを知る人よ』ブルースカイプレミアに登壇。あいみょんが歌う主題歌「空の青さを知る人よ」と知らずに同曲を歌ったという収録中の出来事を明かし、予告を観てそれがわかったときの衝撃を語った。この日は、吉岡里帆、若山詩音、落合福嗣、大地葉、種崎敦美、松平健、長井龍雪監督も来場した。
『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』で知られるクリエイターチーム「超平和バスターズ」によるアニメーション映画。ミュージシャンを夢見る女子高生・あおい(若山)、亡き両親の代わりに彼女を育てる姉・あかね(吉岡)、音信不通だったあかねの元恋人で売れないギタリストの慎之介(吉沢)、過去からやってきた18歳の慎之介=通称“しんの”(吉沢一人二役)が織り成す不思議な四角関係を描く。
オーディションで役を勝ち取り、アニメーション声優に初挑戦した吉沢は、初めて本作が一般客の目に映ることに、「ドキドキです。皆さんがどんな反応をするのか不安もありますが、楽しみで仕方がないです」とコメント。もともと、長井監督が手がける作品のファンのため、「参加させていただいたことは光栄なこと」と喜びながらも、「作品の邪魔をしてはいけないというプレッシャーもありました」と打ち明ける場面もあった。
また、慎之介の18歳と31歳を演じた吉沢は、「(声優)初にしてはハードルが高かった」と苦笑い。「(役者と違い、声優は)表情や仕草で伝えられない分、どこまで声に感情を乗せられるか」が重要だったことを明かし、「普段の5~6倍のテンションで芝居をしている感覚で、今までにないくらいはっちゃけたりしました」と振り返った。さらに、自分の声を録音して聞いたところ、想像通りの声が出ていないこともあったそうで、「いろんな発見がありました。大変だったけど、楽しかったです」と充実ぶりをのぞかせた。
歌唱にも挑戦した吉沢は、男性が歌っている音源を聞いて練習したものを「そのまま(本番で)歌った」そうで、「まさかあれが、あいみょんさんが歌っている主題歌だと知らなくて、しばらく経って予告を観たら、あいみょんさんがあれを歌っていて、どういうこと!? ってなりました。これ主題歌? 先、言って! みたいな。びっくりしました」とぶっちゃけ。しかし、「知っていたらプレッシャーで歌えなかったかもしれない」とも語ると、「その緩さがちょうどよかった」と安心した表情も見せていた。
そんな吉沢の声優ぶりについて、長井監督は「(不安を口にしているが)何をおっしゃる? という感じですね。堂々とメインを張っていただきました。これから観られる方は本当に驚かれると思うので、心の準備をしておいていただきたい」と呼び掛けていた。(取材:錦怜那)
映画『空の青さを知る人よ』は10月11日より全国公開