バットマン80周年企画はキャリアのハイライト!アメコミ界のレジェンドが東京に
DCコミックスのヒーロー・バットマンの生誕80周年を記念した「バットマン80周年 渋谷プロジェクト発表会」が20日に都内で行われ、DCエンターテイメント共同発行人でありコミックアーティストのジム・リーが、俳優の鈴木伸之と共に登壇、日本におけるプロジェクト参加に感慨をにじませた。
スーパーマンやワンダーウーマンと並び、DCコミックスのアイコン的ヒーローであるバットマン。1939年3月に初登場して以来、全世界で人気を博しており、生誕80周年を迎えた今年、「バットマンよ、永久にー。」をキャッチコピーに世界中でアニバーサリープロジェクトが始動している。
アメコミ界のレジェンドであるジムは、「日本は子供のころから読んでいた漫画の発祥の地だから、僕にとって魔法のような場所」と来日に感激しきり。東京について、「静寂とカオスの対象が面白い」と話すと、「ゴッサム・シティ(『バットマン』の舞台)のフューチャーリスティックなところはニューヨークやマンハッタンからインスパイアされているけど、いろんな街の集合体だから、東京からヒントを得たところもあるんだよ」と続けた。
その東京を含む世界12都市で、9月21日の「バットマンの日」にバットシグナルが点灯される。ジムは、「1980年代からアメコミアーティストとして活動しているけれど、そんな僕に刺激を与えてくれるアニメや漫画発祥の地で、『バットマン』を愛する皆さんと一緒にお祝いできることはうれしいよ」と笑顔。さらに「自分の軌跡がこの瞬間に集約されるようで、僕のキャリアの中でもハイライト的なイベントになると思う」と感慨をにじませた。
また、「バットマン」ファンである鈴木は「悪を悪で成敗する作品は今までなかったし、見応えがあって、アクションシーンもたくさんある」と魅力を語ると、「80年という歴史になる作品は数少ないと思うので、こういう機会に僕もここに立たせていただいて光栄です」としみじみ。俳優として海外進出も視野に入れており、「日本でも悪役や敵役をやらせてもらうことが多いので、(『バットマン』シリーズに)敵役で出させてもらえたら」と目を輝かせていた。(取材:錦怜那)